鴻雁來(皇紀弐千六百七十七年十月十一日 參)

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 明日まで、二十四節氣 寒露です。夜が長くなり露が冷たく感じられる頃です。昨日、今日と暑いですがね(笑)。

 七十二候は、鴻雁來です。「こうがんきたる」と讀みます。

 ツバメと入れ違いに雁が北から渡ってくる頃です。雁は日本で冬を過ごし、暖かい春になるとシベリアの方へ帰つていきます。毎年、初めに訪れる雁を「初雁(はつかり)」と呼びます。

 息子が小さいときに、川や池に鴨がゐると、「〇〇、あれおいしいんだぞ~」と教えました。
 するとどんな鳥を見ても「お父さん、あれはおいしい? あれはおいしい?」と聞くやうになり、閉口しました(笑)。

 釣りを教えて、将棋を教えて、野球を教えて、ラグビーがしてみたい・・・・。子供のリクエストとは幸せですね~。

 一番樂しかつたのは、時刻表遊びです。時刻表を買つてきて、一緒に讀みます(時刻表は見るとはいはない。讀むです)。バーチャル旅行です。「父さんを何時何分までに、☐☐まで連れていくにはどの電車に乘ればいい?」 彼は懸命に調べます。そして途中やバーチャルで行く場所の歴史などを話します。目をキラキラさせて聞いてゐます。

 實際に、なんどが行きました。ふたりで鈍行列車の旅。「ここに1萬圓ある。今日は、〇〇が、電車賃も食事も全部これで拂うんだ。足りなくなつたら歩いて歸えるからね。餘つたら、小遣いにしていいから」。かみさんは「そんな面倒くさい旅行はしたくない」とついてきません。

 樂しかつたなあ。一緒に行った福井県今庄のそばはうまかったなあ。お昼に、「お父さん、ビールを飲んでいい?」と聞くと、「お金がなくなるから駄目」と。自分はオレンジジュースを飲んでいるのに(笑)。値段はあまり變はりません。
「今庄 そば 写真」の画像検索結果


 たいてい、お金は餘りました。お母さんにばれないように、裏小遣い帳の作り方を教へました。二人ともその存在を忘れてゐて、彼が中學生かなあ、髙校生かなあ、になつたとき、二人で見つけて大慌て。お母さんに見つからないように、・・・・、あれ、どうしたんだっけ???

 秋はいろいろなことを思ひだしますね。

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このページは、宝徳 健が2017年10月11日 13:26に書いたブログ記事です。

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