つれづれなるままに(皇紀弐千六百七十七年十一月二十八日 弐)

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 がんばれ、もやし!!!

 まつたく、パブリック流通といふのはとんでもない業態です。スーパーやドラッグ等のことです。彼らの仕事に文化がない。ただ、賣るために、わがままし放題。中小製造業で、パブリック流通へ品物を卸したら、まず、絶對と言ってよいほど、商賣にはなりません。ところが、賣上が欲しいため、中小零細企業はすぐにパブリック流通に手を出しがちです。

 中小零細企業のマーケティングの基本は接近戰です。たとへば、小倉にある卵屋さん。かつて、養鶏場をやつてゐました。皮肉な表現 物價の優等生 卵を卸してゐました。儲かるはずがありません。付加價値の髙い卵の販売、それを使つたお菓子・・・・。今では、駐車場を増設に次ぐ増設。消費者への接近戰です。それも全國の消費者との。

 たとへば、濱松の勘四郎さん。豆腐屋さんです。1萬圓の豆腐を賣つてゐます。今、豆腐製造業がスーパーなんかと付き合ったら大變です。目玉商品扱いされ、採算が合ひません。センターフィーをとられます。安い豆腐が出てきたら値段を合わせられます。品質を落とすことを認められないまま。

 もやしもさうです。
 ひどいですね。なんでも1袋(200g) が19圓で賣られてゐるとか。

 パブリック流通には産業を育てるといふミッションはありまえん。自分さへ儲かればいい。このままでは、もやし産業は壊滅です。そんな中で、いましたいましたへんこ親父が。

闘うもやし 食のグローバリズムに敢然と立ち向かうある生産者の奮闘記

 今から讀みます。恰好いいなあ。素敵だなあ。讀んだらまた紹介しますね。ノウハウ本ではなく、かういふ生き方が學べる本は大好きです。

 産經新聞に連載中の「平成30年史」は役に立ちます。昨日は物流のことについてかかれてゐました。デフレとは罪深いですね。福井、速水、白川といふ三代日銀総裁は、萬死に値します。といふか人殺しです。我が國を破壊してしまひました。

 日銀法は、安倍さんのうちに絶對に改正しなければなりません。でないと、また、獨裁者の西銀総裁が出て、我が國を地獄に落とします。まあ、それは今日のテーマではなくて、物流2法といふのが載つてゐたので、忘れないうちに。

「貨物自動車運送事業法」
 荷主からの依頼で荷物を運ぶ事業の内容や運送上の安全對策を規定した法律。
「貨物運送取扱事業法」
 運送事業者に代わって荷主と契約し運賃を受け取る仲介行爲を定めた法律。

 平たく云ふと、物流業界への新規參入を促し業界の新陳代謝を圖らうとすることが目的でした。運送業を免許制から許可制としたのです。

 結果として、トラック保有台数10臺以下の零細事業者が急増しました。大企業と直接契約できる大手と大手の下請けで仕事をとるしかない零細業者との二極化が進んで、大手は荷主企業の値下げ分を下請けに転嫁するやうになりました。新規參入したはいいが、まったく利益のあがらない業界が出来てしまひました。

 先ほどの接近戰ではありませんが、クロネコヤマトは、三越にいじめられていじめられて、首をくくる覺悟で、今の業態を創造しました。だから、こんな2法がうまくいくはずがありません。なんでも自由化すればいいといふことではない。

 私は談合だつて賛成です。あれがなぜ惡いかわからない。

 さて、日經新聞。二十數年前、私は日經が大好きでした。平日も日曜版も。日曜日の文化欄なんて、ワクワクして讀みました。入院してゐたとき、暇だったので久しぶりに日經を讀みました。日曜日です。「なにこれ・・・・・・・・」「レジャー紙????」。末期的症状です。日經は3分眺めたらそれでおしまい。180圓・・・・。讀者をばかにするにもほどがあります。

工作員・西郷隆盛 謀略の幕末維新史


 まだ、讀んでゐませんが、倉山満がまたやつてくれさうですね。注文しました。

 をはり。

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このページは、宝徳 健が2017年11月28日 04:23に書いたブログ記事です。

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