ロリータ・コンプレックス(皇紀弐千六百七十七年十二月十四日 四)

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 私のことではないですよ(笑)。私は、きわめて正常です。

 ロリータ・コンプレックスの言葉の由來はご存知ですか?

 キーワードは「ウラジーミル・ナボコフ」です。

 自分が9歳から14歳の少女に抑えがたい慾求を抱いており、その根源が悲劇的な結末に終はつた少年期の初戀にあることを自覺している中年男性が、少女(14歳)に道ならぬ戀をしてしまひ、結ばれ別れて破滅していく樣を描いた物語があります。その少女の名前が「ロリータ」。そして、その物語を書いたのが「ウラジーミル・ナボコフ」です。



 本當は、ロリータ・コンプレックス」といふ言葉は、「ロリータ」の側の心理を説明するためでした。
年上の男性に惹かれる思春期女性の心理を、不在の父親に対する固着として説明しました。

 今では、恐ろしい言葉になってゐますが。

 フロイトのエディプス・コンプレックスと似てゐますね。子供はまず、異性の方の親を好きになります。女の子であれば父親、男の子であれば母親。そして、(例えば女の子であれば)自分が好きになつた父を母が愛してゐるのをみて、ものすごいやきもちを焼きます。でも、成長するにつれて、自分が好きな母の魅力に氣づき、自分も母のようになろうと云ふ氣持ちになります。これが正常な成長の仕方なのですが、この環境が整はないと、子供は曲がって成長してしまひます。

 まあいいや。心理學の講義ではない。

 ウラジーミル・ナボコフが最近見直されてきてゐます。


 ウラジーミル・ナボコフ「アーダ」の上下巻です。没後40周年なんですね。



 ナボコフ・コレクション。これは持っていません。慾しいな~。誰かプレゼントして(笑)。

 ドキドキしますね。學生時代に戻つたみたい。

 あっ、新しく賈つた奴。


 518圓です。この名著が。信じられません。

 これも賈ひました。





 讀んでおかないとね。



 これは仕事で使ひたい。さういへば仕事の本はあまり紹介しませんね。讀んでますよ。仕事関係のスキル本も。どんなに本と接しても、それが現實世界の中で活かされなければ何にもなりません。

 ただし、スキル知識だけでは、スキルは活かされないことも眞實です。バランスですね。

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このページは、宝徳 健が2017年12月13日 20:51に書いたブログ記事です。

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