つれづれなるままに(皇紀弐千六百七十八年一月二十六)

| コメント(0) | トラックバック(0)
 明治になつて、歐米に留學した人間がたくさん出ました。ほんの一年ちよつと行つて、他の日本人より少し英語を話せる奴らが、ほんの少し歐米を知つてゐる、英語が話せるといふので、歸國後幅を利かせました。そいつらが作つたのが、東京帝國大學です。權威だけ振りかざして、どれだけ我が國を振り囘した人間が多く出たかわかりません。東大総長 南原繁、憲法學者 宮澤俊義などはその最たるものです。

 伊藤博文が組閣のとき、このアメリカかぶれの森有礼(もりありのり)を文部大臣に据えました。森有礼は、それこそ、日本語なんて不要だと考へてゐるぐらいの人間です。

 危機を感じた明治天皇は、教育勅語を良に出しました。かいうふ經緯からしても、今の日本には教育勅語が必要なことがわかります。

 なぜ、トランプが出てきたか。グローバリズムに對する人々のNOです。
 グローばりずっむとは、ヒト・モノ・カネが国境を自由に超えることです。そのために小さな政府、規制撤廢、自由競争が必要だとのたまいます。政治家が、官僚が、メディアが、財界が、御用學者が、評論家が。

 結果はどうでしたか? 國富をほんのごく一部が獨占しました。

 弱者がそれに反發しやうとすることに對抗措置として講じたのがPC(ポリティカル・コレクトレス)です。残業がダメと言ったらもう逆らふことが許されません。原發も。同性愛も、難民も・・・・。これに逆らふと、徹底的に糾弾されます。

 メディアが風潮するので、大多數の不勉強な民は、それを信じてしまひます。

 「もう、そんなの嫌だよ」と、言ったのが「英國のEU離脱」と「トランプ」でした。

 さあ、大變。メディアを使って、グローバリズム利得者は大騒ぎ。これがいまだに續いてゐるだけです。

 金融ビッグバン。メディアは再生の大合唱。あの優秀だった我が國の金融機関は今、壊滅状態にあります。労働法規の改正。日本の雇用を破壊しました。大店立地法。我が國の文化であった商店街をつぶしました。郵政民営化・・・・・。すべて、米企業を生き残らせるためです(郵政は私も賛成してしまいましたが。愚かな自分だったのですね)。

 出光佐三店主の玉音を排して。

愚痴を云ふな
世界無比の三千年の歴史を見直せ
今から建設にかかれ

 今こそ、我が國に大切な言葉ですね。

トラックバック(0)

トラックバックURL: http://www.soepark.jp/mot/mt/mt-tb.cgi/7427

コメントする

月別 アーカイブ

Powered by Movable Type 4.261

このブログ記事について

このページは、宝徳 健が2018年1月25日 19:42に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「カウンセリングの技法(皇紀弐千六百七十八年一月二十五日 六)」です。

次のブログ記事は「命の手紙 76(皇紀弐千六百七十八年一月二十六日 弐)」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。