オルフェウス 3(皇紀弐千六百七十八年山三月十四日 六)

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 「どの本よりわかりやすいギリシャ神話」の番外篇です。キリスト教が、ぐちゃぐちゃに汚す前の歐州を知ることは、歴史を學ぶ上でとても大切です。でないと、彼らの思考が理解できません。
 門の前には頭が三つある化け物のように大きい一匹の犬が番をしていました。一面の闇の中でその犬の六つの目だけがメラメラと炎のように光つていました。

 オルフェウスが近づくと犬は三つの頭をもたげ、三つの口を大きく開き歯を剥き出しにしてすさまじい声でオルフェウスに吠え、今にも飛びかかろうとします。

 そこでオルフェウスは竪琴を肩から下ろすと静かに引き始めた。すると犬はだんだんおとなしくなつてしまいには彼の足元でうつとりと眠ってしまひました。その上、彼が歌を歌い始めるとその歌聲に門の閂までも外れ、ひとりでに大きく開きました。

 オルフェウスは喜びいさんでその道をどこまでも進んでいきました。

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このページは、宝徳 健が2018年3月13日 22:29に書いたブログ記事です。

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