源氏物語 再7(皇紀弐千六百七十八年三月二十二日 四)

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 第二帖 帚木(ははきぎ)を一緒に學習してゐます(20160603)。

 しつこいですが、この第二帖で覺へていただきたいのは、空蟬(うつせみ)といふ女性と、頭中將(とうのちゅうじょう)です。この二人で良いです。第二帖には、あまりにも有名な「雨夜の品定め(あまよのしなさだめ)」があります。この雨夜の品定めは光源氏と頭中將を入れて、四人でやるのですが、後の二人は覺へなくて結構です。

 頭中將の出自は左大臣家です。同腹の娘、葵の上は、光源氏の正妻です。つまり、光源氏と頭中將は、義兄弟です。

 長い長い源氏物語の中で、しばしば登場します(呼び名は變はりますが)。出自が良く、教養もある。これが頭中將であることを覺へておいてくださいね。

 とにかくゆつくり解説します。この我が國が誇る女性文學を、多くの人に知つてもらふために。

 帝の寵愛を受けた桐壺が、光源氏を生んだ後、宮中の女たちの嫉妬にあひ、宮中を辞し、亡くなりました。あはれに思つた帝は、光源氏を臣下させました。そして、桐壺にそつくりな、藤壺を女御として迎へます。そして、後々、光源氏と藤壺は戀に落ち、子供をまうけるのです。

 第二帖に、出て來るのは、空蟬と頭中將です。やつと次回から、第二帖の解説にはいれます(笑)。

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このページは、宝徳 健が2018年3月21日 20:07に書いたブログ記事です。

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