どの本よりわかりやすい南総里見八犬伝 再73(皇紀弐千六百七十七年十二月二十四日 六)

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 笛の袋を船虫が出て行ってからそっと小棚に返した小文吾でした。

仁:犬江親兵衛(いぬえしんべえ) 犬田小文吾の妹ぬいの子供
義:犬川荘助(いぬかわそうすけ) 大塚村で蟇六・亀篠夫婦に雇われていた額蔵


忠: 犬山道節(いぬやまどうせつ) 浜路の兄。不思議な行者。
信:犬飼現八(いぬかいげんぱち) 大塚村の信乃の隣に住んでいた糠助の子供。古河で、 信乃と対決して一緒に行徳に流れていった。
孝:犬塚信乃(いぬづかしの) 大塚村の番作の子供 浜路の許婚
悌:犬田小文吾(いぬたのこぶ んご) 行徳の旅籠屋の息子
 まもなく船虫がもどってきました。寺の方も万事段取りがついたといいました。小文吾は、香典として小粒銀をおいて家を出ました。船虫は見送りました。

 小文吾は、歩いている途中、わらじの鼻緒が切れて、結ぼうとしました。そのときです。後ろから捕り手がわんさと襲い掛かってくるではありませんか。

 小文吾はわけがわからず、理由を聞きます。

 兵の隊長が言いました「貴様が千葉家にて、昔紛失せる古代の名笛「あらし山」という尺八を隠し持っているという情報がはいったのだ。神妙に致せ。笛を出せ。」

 船虫は小文吾を騙したのです。なんか予想がつきましたね。どうなることやら。つづく。

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このページは、宝徳 健が2017年12月24日 08:49に書いたブログ記事です。

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