難しいけど讀める本(皇紀弐千六百七十八年一月二十日 參)

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 先日、ここでチャレンジすると宣言した、朝永振一郎先生の「スピンはめぐる」が來たので讀みました。私は、本を讀むとき、自分が理解不能な部分はすっ飛ばして讀みます。あとから時間があればじつくりとそこを讀みます。しかしまあ、この本は私の理解不能なところをあとから讀むなど不可能です(笑)。物理の式がたくさん出てきます。

 このすつとばして讀んだところが何割もあるほんなのですが、なんとまあ、全體の構図は理解できるのです。これは勉強になりました。なるほど、人に伝えるときには、かういふストーリー構成をすればいいんだ。やはり朝永先生は天才です。すごい!!! 

 そして、この本は中古で12,000圓ぐらいするのですが、「状態が惡い本」ということでなんと1,800圓で購入できました。手に入れてみるととんでもない。中古品にしては、極上です。

 とは言っても(笑)。もう少し消化をしたいので、本を探していました。「量子力学と私」
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 まあ、なんと言ったらいいか。かなり悔しいですね。人間とは人生の中で、若いころから訓練を積み重ねてゐると、こんな文章が書けるやうになるのですね。こんなに力がつくのですね。くやしいなあ。

 量子力學の理解を志すのであれば、まず、この本から讀むことをお勧めします。

 最近、良い本に出逢ふなあ。次に紹介するのがこれ。

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 サミュエル・スマイルズの「セルフ・ヘルプ(自助論)」を明治時代に中村敬宇先生が譯して、當のイギリスではほぼ忘れられている本が、未だに、我が國で讀み續けられてゐる。なんと素晴らしいことでせう。本の名前は西国立志編です。

 これは、そのまま道德の教科書にしたいものです。なぜ今までこの本を讀まなかったかを恥じるぐらいです。おすすめです。

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このページは、宝徳 健が2018年1月20日 09:29に書いたブログ記事です。

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