命の手紙　８８（皇紀弐千六百七十八年五月五日　弐）

宝徳　健 (2018年5月 4日 20:40) | コメント(0) | トラックバック(0)
　　今年九十一歳になる父が、自分の人生を書き綴つてゐます。私がこのブログに父の人生を遺します。

　海軍の食事のつづきです。
　号令が柔らかいので紹介する。

◆食事３０分前に「食卓番ー手を洗え」
◆１５分前に「総員ー手を洗え」とスピーカーが鳴るが米海軍の艦影シルエットを見ながら覚える時間に費やされる。
◆「食事」
　調理は主計科の兵隊さんの受け持ちだが、とにかく態度がデカイ。海軍では主計科の兵隊が一番エライのではないかと錯覚するほどだ。

　１卓１０人ほどが席に着く。席が固定していると「ヒイキ」の者への量が多くなるので、席に着くと「右向け右」「前へ進め」で食卓をまわり「とまれ」の号令でその席の食事をするようにしていた。　つづく

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