カウンセリングの技法 再50(皇紀弐千六百七十八年六月十一日 四)

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 カウンセリングには三段階がありました(20100103)。

①リレーションをつくる
②問題の核心をつかむ
③適切な処置をする  リレーションを作るために「受容と支持」が必要でした。問題の核心をつかむために「繰り返し」「明確化」「質問」を勉強しました。適切な処理をするために、情報提供とアドバイスがありました。これがカウンセリング体系です。

 今日から面接終結の方法です。
 これはカウンセリングに限ったことではありません。よくなったなあと思って、これまでやっていた、面接やかかわりを、急に終結すると、分離不安(見捨てられるという不安。ひとり立ちすることへの不安)が刺激されるので、クライエントや部下や子供の状態が悪化することがあります。「またぶり返してきた」「先生も私が負担なのか」などいつまでもカウンセラーにしがみついていたくなります。

 かといって、今まで通りのことをやっていたのでは、これまでと何も変わりません。時期を見て終結しないときりがありません。

 別にクライエントではなくても、人間は死ぬ日まで問題解決のプロセスが続くのです。あの問題もこの問題もというふうにとりあげていれば終結がありません。

 結論を申し上げると、カウンセラーとクライエントが相談して、終結の時期と方法を選ぶのがよいのです。クライエントがもうやめたいと言ってもカウンセラーがもう少し続けた方が長い目で見てクライエントのためになると思えば、率直にそのことを言ってみるのがよいでしょう。拒否されてもともとです。

 逆にカウンセラーが終結を提案してもクライエントがまだ続けたいときは、その理由を聴き、面接の「目的」を明らかにしてから続けます。

 最も大切なのは、クライエントが独り立ちできることです。すなわち、これからの人生で次々と出合うであろいう問題を独力で受け止めて、解決していく能力がついたと思えば終結ということになります。カウンセラーと一緒に応用問題を一つ解いたという経験を活かして、他の応用問題も解けそうなめどが立てば、カウンセリングの目的は達したことになります。

 終結の方法には三つあります。次回書きます。

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このページは、宝徳 健が2018年6月11日 12:57に書いたブログ記事です。

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