カウンセリングの技法 再51(皇紀弐千六百七十八年六月十二日 五)

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 カウンセリングには三段階がありました(20110105)。

①リレーションをつくる
②問題の核心をつかむ
③適切な処置をする  リレーションを作るために「受容と支持」が必要でした。問題の核心をつかむために「繰り返し」「明確化」「質問」を勉強しました。適切な処理をするために、情報提供とアドバイスがありました。これがカウンセリング体系です。

 前回から面接終結の方法です。終結の方法には三つあります。
  第一は、予告法です。「夏休み前には終わらせよう」「あと二ヶ月くらいで終結させるつもりでやろう。しかし、その時の様子によってはまたあとのことは考えよう」など、事前に予告するものです。分かれることへのレディネス(準備)をつけることによって、分離不安を少しでも減少させていきます。

 第二は、面接回数を二週に一回にし、やがて月に一回にし、様子を見てさらに二ヶ月に一回にしていきます。つまりインターバルを長くする方法です。一ヶ月に一回くらいの面接になると、経過報告を聞いて助言するような面札に切り替えます。カウンセリングからコンサルテーション的な面接に変えていくことですね。

 第三は、一時中断です。数ヶ月中断してそのあとまた数回面接を継続してから終結する方法です。一時的に分離の体験をすることになります。中断期間中に「これならばカウンセラーの助力なしにやっていける」という気持ちが高まれば終結に近づきます。

 では、面接を終結する際の問題点は何かあるのでしょうか?次回解説します。

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このページは、宝徳 健が2018年6月12日 08:27に書いたブログ記事です。

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