萬味(皇紀弐千六百七十八年六月五日 八)

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 未明から起きて仕事していてゐました。いろいろな準備をしてゐたら時間を見落として、「あれっ?こんな時間」と出遅れました。いつもなら六時二分發の電車で明石に向かいます。1時間以上かかります。ラッシュに巻き込まれたくないので少し遅くに出ます。その時間を利用してブログを書いてゐます。

 家の近所の「萬味 まんみ」といふとてもおいしい支那料理の見店があります。
 ものすごく安くておいしい。


 やさしーい、おいちゃんとおばちゃんが最高の笑顔で接してくれます。

 息子が小さい時からよく行っていました。事故後、何年振りだろう、本当に久しぶりに行きました。もう覺へてゐないだらうなあ、と思ひました。

 すると、「あ~~~、お久しぶり~」とおばちゃんが。いろいろ昔話に花を咲かせてゐました。

「おいちゃん、もういくつになるん」と聞きました。正確には覺へてゐませんが、たしか八十歳に近い七十歳。

 最近、夕方に前を通つてもあいてゐません。やめたのかなあ?と思ってゐたら、この前、前を通ったらあいていました。


 あっ、と思つて、中をのぞきました。椅子がテーブルの上に・・・。

「最近、あいてないけどなんかあったん?」
「あーーーー、ごめんね~。もう主人が年やからやめようかなあとも考えたんやけど、すぐにはねえ。今は、水木休んで昼だけやってんの」
「そうなん! ほんならしょっちゅう通うわ。應援するやん」
「ありがとう」

と。私が帰るとき、おばちゃんが、私の姿が見えなくなるまで手を振って見送ってくれます。涙が出ました。よーーーーし、通うぞ~~~!

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このページは、宝徳 健が2018年6月 5日 07:51に書いたブログ記事です。

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