乃東枯(皇紀弐千六百七十八年六月二十四日)

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 この記事から明日のルーティンにします。明日は大量に仕事がありますがうまくバランスを取って一つ一つ丁寧にやります。

 二十一日から二十四節氣 夏至です。夏至は昼間の時間が一番長い。つまり、今から日が短くなっていきます。陽から陰へと移っていきます。

 そして七十二候が 乃東枯です。「なつかれくさかるる」と讀みます。冬至の頃に芽を出した「靫草(うつぼぐさ)」が枯れていく頃です。色鮮やかな夏の花が開花するという時期に、枯れていく花に思いを寄せた、古人の優しさを感じる言葉です。

ウツボグサ
 沖縄が梅雨明け? 早いですね!!!

 紫陽花がきれいですね~。いろいろな色が私達の眼を樂しませてくれます。

紫陽花 鎌倉市二階堂にて

言問はぬ 木すらあぢさゐ 諸弟(もろと)らが 練りのむらとに あざむかりけり 大伴家持

 家持は、紫陽花を人を欺くものに例へてゐます。色がどんどん變はり、實も結ばないからです。

あぢさゐの 八重咲くごとく 弥(や)つ代に いませ我が背子 見つつ偲はむ 橘諸兄


 橘諸兄は、八重咲の紫陽花をめでたいものととらへてゐます。面白いですね。それぞれの梅雨を樂しみませう。

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このページは、宝徳 健が2018年6月23日 20:54に書いたブログ記事です。

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