戰國策 再99(皇紀弐千六百七十八年七月一日 七)

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 中国古代、戦国時代の人間模様が書かれた「戦国策」を紹介しています。たまらなく面白い(20100607)。

 中国史上最大の暗殺未遂事件です。荊軻(けいか)による秦の始皇帝暗殺未遂事件です。史記にも載っています。

 燕の太子・丹が準備を整え、いよいよ荊軻が秦に乗り込む時がきました。
 燕の国に秦武陽(しんぶよう)という乱暴者がいました。十三で人を殺したほどの男、まともに視線を合わせる者もいません。太子・丹は、この男を荊軻の副使にしようとしましたが、荊軻は、「あんな小物ではだめだ」と相手にしません。実は、荊軻は、ある頼みとする男を心待ちにしていたのです。でも、日が経つばかりです。

 丹はあせり出します。

「行っていただけるとは信じていますが、もはや一刻の猶予もありません。秦武陽を連れて行ってください」

 荊軻は、秦武陽では使い者にならないとわかっていますが、もう待てません。遂に旅たつことになりました。

 ここで、荊軻が歌った有名な歌があります。

「風は粛々として易水寒し 壮士ひとたび去ってまた還らず」

 見送りの人はみんな涙しました。

 さあ、荊軻は、ついに秦に着きます。

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このページは、宝徳 健が2018年6月30日 18:09に書いたブログ記事です。

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