BCPは組織開発 1(皇紀弐千六百七十八年七月十一日)

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 大阪北部地震、今囘の豪雨被害。心が痛みます。被害に遭った方々にお見舞いを申し上げますとともに、お亡くなりになった方々に心から哀悼の意を表します。ご冥福をお禱りもうしあげます。

 大阪北部地震の際に、大阪ガスが復舊の見込み無しとの報道がありました。前にも書きましたが、これではいけないんです。BCP(事業繼續計画 Business continuity plan いかなる災害が起きても事業を継続する体制を平時から創っておく)を持っていないのです。持っていたとしても、総務課誰かが勝手に創って全社で共有していない。
 BCPにはROT(Recovery Time Objective)といふ絶對的な數値があります。

 BCPは防災プランではありません。誤解している人のなんと多いことか。防災プランにはRTOはありません。この有事の際のRTOを實現するために、平時からその體制づっくりをやるこれがBCPです。

 つまり軍事訓練と一緒なのです。RTOとは

目標復舊(旧)時間

です。どんなに想定外のことが起きても事業をつぶさないために何がなんてもRTO以内に事業を復舊させる。だから、平時にそれが可能な仕方に變へていく。

 今囘のファーストサーバ―のシステム障害もさうです。囘復は未定ですと、ユーザーとのコミュニケーションさえ斷ち切ってしまひました。あり得ません。

 今囘の大雨もさうでせう。被害地域の企業は・・・。

 我が國には虐殺の歴史はありません。でも、災害の歴史なのです。

 シリーズでBCPを解説してまいります。

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このページは、宝徳 健が2018年7月11日 07:16に書いたブログ記事です。

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