命の手紙 120(皇紀弐千六百七十八年八月十一日)

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 阪神淡路大震災時の賣掛金囘収の話です。
 日本ファステムの思い出はたくさんあり、阪神淡路大震災も記憶が鮮明です。福岡大学卒のFは工事の段取りから着工まで指揮・監督は見事だったが、後始末が行けない。震災の時にFが着工した3000万円の工事代金が入金されない。なぜ?と聞いてもはっきりした返事ないので、折衝のためボクが
大阪に乗り込みました。

 工事業者は"その筋の者"が多いので"大阪湾に叩き込まれるゾ"と会社の人に脅かされました。現地で事情を聞くと、わが方の手落ちであることがわかり、300万円で手を打ちました。大損です。社長に「査問会議を開く」と報告したところ「私も出席させてください」・

 Fは、社歴は大先輩。工事の技量も抜群で、この人を裁く資格はボクにはないと思うが、仕事は設けなければならない。入金がなかったらなぜ催促しないのか。ボクの追求でFは泣き出しました。 つづく

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このページは、宝徳 健が2018年8月11日 06:22に書いたブログ記事です。

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