入院中でも懲りない男 事故篇 3(皇紀弐千六百七十八年八月十二日 七)

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 △‐1階に行きました。また、なんとかはいらしい看護婦さんの素敵な笑顔に迎えられました。少し、安心。患者は、始終接してくれる看護婦さんの笑顔に安心します。特に手術のとき、医師は手術のシミュレーションを頭でしてゐるので眞劍な顔をします。その時に、看護婦さんまでが深刻な顔をしてゐたら患者はとても不安になります。

 不満とは、今に感じること。不安とは將來に感じることです。「この手術大丈夫なのかなあ。自分はきちんと治るのかなあ」といふ將來の不安を感じさせてはいけません。麻酔から會話からなにもかもが不満になります。この時看護婦さんがニコっと笑ひかけてくれたら、どれだけ患者は安心するでせう。

 さて、入院に必要な書類をすべて渡しました。同意書も。これが次の日にえらいことになります。

 點滴。私は、これまで何度も点滴をしてゐます。なのに、今囘は、看護婦さんが私の點滴ポイントを見つけられず、3つ以上腕に穴があいてしまひました。點滴がなかなかできない。これは「不満」です。

 そして、「ゲンが惡いなあ。明日の手術は何かあるんではないだらうか」これが不安になります。

 さあ、次に日(手術日)です。 つづく

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このページは、宝徳 健が2018年8月12日 08:44に書いたブログ記事です。

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