蒙霧升降(皇紀弐千六百七十八年八月十七日 四)

| コメント(0) | トラックバック(0)
 八月十七日から 七十二候 立秋 末候 「蒙霧升降」です。 「ふかきりまとふ」と讀みます。

 森や水邊に白く深い霧がたちこめる頃です。朝夕のひんやりとした心地よい空氣の中に、深い霧が幻想的な風景をつくりだすことです今年は別として(笑)。

すべて萬葉集の歌です。

明日香河 川淀去らず 立つ霧の 念(おも)ひ 過ぐべく 戀にあらなく

山の際(ま)ゆ 出雲の兒(こ)らは 霧なれや 吉野の山の 嶺にたなびく

わがゆゑに 妹(いも)嘆くらし 風早(かぜはや)の 浦の沖邊(おきへ)に 霧たなびけり

 和歌は日本語です。小學校から、英語などと云ふ、狂氣に満ちた教育を行ふなら、和歌を國語を徹底的に教育すれば我が國は再生します。まさにルネサンス(再生)です。

 英語を否定してゐるのではありません。必要な人はどんどん學べばいい。でも、世界的な數學者 藤原正彦先生や成毛さんなど、一流の俗に云ふ國際人もさう言っています。

 「リアリーーーー」といふあのやかましい表音文字を小學校から教へる狂氣がどうしても私には理解できません。

何が正しいかではなく、誰が正しいか

 歴史が証明してゐます。我が國は、人間社會の軌跡です。唯一歴史が連續した國日本。
 

トラックバック(0)

トラックバックURL: http://www.soepark.jp/mot/mt/mt-tb.cgi/7928

コメントする

月別 アーカイブ

Powered by Movable Type 4.261

このブログ記事について

このページは、宝徳 健が2018年8月16日 21:48に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「貞観政要 再18(皇紀弐千六百七十八年八月十七日 參)」です。

次のブログ記事は「出光美術館(皇紀弐千六百七十八年八月十七日 五)」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。