BCPは組織開発 5(皇紀弐千六百七十八年九月六日 弐)

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 すごい臺風でしたね。私の住む甲子園地区は、これまで大きな臺風が通過することなど稀でした。というかここに住んで二十年間、そういふケースはありませんでした。最近は、臺風が北上した後右に折れるコースを取るのでたまりません。

 臺風は、進行方向右側(つまり東側)が壓倒的に西側より被害が大きくなります。今囘もすごかつた。マンションにこもっていても命の危険を感じます。何かが窓から飛び込んでくるのではないかと。それと、マンションにこもっていてわからなかつたのですが、後でニュースを観たらひどいことになってゐます。
 
 そんな中、今囘も感じたのが・・・、
 機能するBCPが多くの會社で構築されてゐないことでした。

 關空しかり。あのような状況で、閉じ込められた3,000人を何時間後には非難させるといふRTO(目標復舊時間)が設定されてゐませんでした。

 知り合いの會社も「どの顧客に對して、どのやうなサービス體制で臨むのか」といふことが決められてゐなかつたので、經營者と社員にあつれきが生じてゐました。 また、どの社員を優先させるかといふトリアージがなされていなかつたため、RTOが設定できてゐませんでした。

 これが病院になるとなおさらなのですが、残念ながら災害指定病院でも、ほとんどが機能的なBCPは構築されてゐません。

 我が國は、虐殺の歴史はありませんが、災害の歴史はどの時代にもあります。BCPは必須です。また、有事を想定した平時の仕事の仕方は、組織開発にもつながります。企業の信用増大により企業價値を髙めることにもつながります。確かに導入に着手するタイミングや理由付けは難しいのですが、何かが起こってからは遅いことも事實です。

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このページは、宝徳 健が2018年9月 6日 04:17に書いたブログ記事です。

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