命の手紙 130(皇紀弐千六百七十八年十月八日 弐)

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 つづきです。 さあ、寳德佳男は首になるのでせうか?
 予算会議では、本社部長が会議室に並び、各支店長が一人ずつ審査を受けます。会議の席で射鵰から「宝徳さん、ちょっと〇〇支店を見てきてください」といわれていました。支店長はバカではない。優秀だから支店長になっているのに。だのにナゼ。それを見てきてくれと社長が言っておられる。

 ボクが管掌していた部で4,700万円の手形不渡りが発生しました。

 当然僕の責任です。直ちに①「顛末書」②「始末書」を添えて③「退職願」を出しました。誰が考えてもクビは当然です。余談ですが、役付社員は①②③を墨書しなければならない慣行があるので苦労しました。

 総務部長が主催する「債権管理特別委員会」が開かれたとき、出席メンバーではない横山社長が席に着きました。  つづく

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このページは、宝徳 健が2018年10月 8日 08:21に書いたブログ記事です。

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