源氏物語 82(皇紀弐千六百七十八年十月八日 參)

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 源氏物語は、千年以上も讀み繼がれることを通して、少しずつ「本質」を明らかにしてゐます。

 紫式部は、なんと、後の時代の讀者を巻き込み、引きずり込んで「源氏物語」を完成させるプログラムを、この源氏物語に組み込んでゐたのです。そして、そのプログラムはなんと、千年の年月を經てもまだ完成していないのです。なんと素敵な。ほんの少しでいいので、私もそこに參加したい。

  源氏物語ビッグバンは、貴族の時代から武士の時代、そして、民主主義の時代に移っても、讀まれ續づけました。紫式部が生きた京都だけではなく、全國津々浦々で。そして世界で。

 私は最初、譯がわかりませんでした。源氏物語を讀んでも、それでも諦めずに讀んでゐると、どんどん惹き込まれていくのです。

 さて、つづきです。



 こんな時になつても、やはり光源氏にとつて大切なのは女性關係です。

 先日、花散里(第十一帖)の姉妹に逢つたら、その後しきりに便りを寄こします。

「このまま會はないといふのはまずいなあ」

 光源氏は夜が更けてから出かけました。ちなみに、妹は桐壺院の妃の一人花散里です。院の没後、光源氏が面倒を見てゐます。

姉「まあ、人並みに扱つてくださつてゐたのですね」

と、皮肉を言ひながら大喜びです。

 妹の花散里と月の光の挿す中で夜を過ごしました。明け方を待つて二条院に戻りました。つづく。

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このページは、宝徳 健が2018年10月 8日 08:33に書いたブログ記事です。

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