巧詐不如拙誠 3(皇紀弐千六百七十八年十月二十一日 參)

| コメント(0) | トラックバック(0)
 つづきです。次は「誠」は人を動かす。 

 魯の國の孟孫(もうそん)といふ重臣が狩りに行って子鹿を捕まえたときのことでした。秦西巴(しんせいは)と云ふ部下に命じて持つて歸らせました。すると、母鹿が後から追つてきて、悲しげに鳴きました。
秦西巴は、かはいさうに思つて子鹿を放してやりました。

 さて、歸宅した孟孫は、例の子鹿を持つてこいといひます。

 秦西巴が「かはいさうなので、母鹿に返してやりました」と答えたところ、孟孫は、激怒して秦西巴を追放しました。

 さて、みなさんが孟孫ならどうしますか? 秦西巴はこの後どうなったかと思ひますか?

トラックバック(0)

トラックバックURL: http://www.soepark.jp/mot/mt/mt-tb.cgi/8055

コメントする

月別 アーカイブ

Powered by Movable Type 4.261

このブログ記事について

このページは、宝徳 健が2018年10月21日 20:31に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「福翁百話 4(皇紀弐千六百七十八年十月二十一日 弐)」です。

次のブログ記事は「命の手紙 131(皇紀弐千六百七十八年十月八日 四)」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。