どの本よりわかりやすい千夜一夜物語 15(皇紀弐千六百七十九年一月三日 弐)

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 料理人も自分がせむしの男を殺したと勘違ひしてしまひました。
 勘違ひした料理人は、死體をかつぎだし、暗い露地の角に立てかけました。

 そこに何も知らない仲賈人が通りかかり、角を曲がると死體の腕がターバンをかすめました。

 仲賈人は、その日の午後にターバンを盗まれたばかりだったので、またしてもターバン泥棒だと考へました。ターバンは頭を飾る伊達帽子で高級な布でつくられてゐたので、狙うヤツも多いのです。

「このやろう、お前か、昼間、オレのターバンを盗んだのは!」

 仲賈人は酔ってゐたので、自制心がききません。胸ぐらをつかんでバシバシしばきたおしました。殴った後に腕を離すと、せむしは倒れます。當然動きません。仲賈人まつさお!!!

 そこにやつてきたのが市場の番人。さて、どうなるか。

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このページは、宝徳 健が2019年1月 3日 07:45に書いたブログ記事です。

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