どの本よりわかりやすい千夜一夜物語 16(皇紀弐千六百七十九年一月五日 五)

| コメント(0) | トラックバック(0)
 市場の番人がやつてきました。「おい、ちょっと來い」

 仲賈人は総督の家に連れていかれました。簡單な事情徴収のすえなんと絞首刑!たちまち執行人がやつてきて、絞首臺へ。

 だが、いよいよ刑の執行が決まった瞬間に現物人の群衆の中から、

「待ってください。その男を殺したのは私です」

と料理人。そんなことあるの?と私たちは思ひますが、古代イスラムの世界では、人は欺けても神の裁きは逃れられません。

 料理人が事情を述べてゐると、

「待ってください。その男を殺したのは私です」

と、醫者。次は仕立て屋。と次々。総督は困り果てます。

「一番けしからんのは魚の骨じゃが、これを罰するわけにはいかん。お前たちはみんなそれぞれに人殺しをごまかそうとしたのだから、連帯責任じゃ。ただし、私に面白い話を聞かせてくれたら許してやろう」

 なんじゃい、いつたいこれは(笑)。まあ、これが千夜一夜物語の面白さです。この連續する面白さのために王樣は、シャーラザッドを殺さなかったのでせう。

 この話の本番はここからなのです(笑)。 つづく

トラックバック(0)

トラックバックURL: http://www.soepark.jp/mot/mt/mt-tb.cgi/8149

コメントする

月別 アーカイブ

Powered by Movable Type 4.261

このブログ記事について

このページは、宝徳 健が2019年1月 5日 08:55に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「住吉っさん 10最終囘(皇紀弐千六百七十九年一月五日 四)」です。

次のブログ記事は「命の手紙 137(皇紀弐千六百七十九年一月五日 六)」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。