重陽の節句(皇紀弐千六百七十九年 令和元年九月九日 弐)

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 今日は、重用の節句です。陰陽の世界においては、奇数が陽、偶数が陰です。9は陽で一番大きな数字ですから、陽が重なって重陽の節句です。このブログで何度も書きましたが、五節句をもう一度。

一月七日 人日(じんじつ)の節句 七草がゆを食べます。
三月三日 上巳(じょうし)の節句 桃の節句 雛祭りです。
五月五日 端午(たんご)の節句 男の子の節句です。
七月七日 七夕(しちせき)の節句 七夕です。
九月九日 重陽(ちょうよう)の節句 菊の節句

 菊は、我が国 日本の国花です。古来、菊は薬草としても用いられ、延寿の力があるとされてきました。他の花と比べて花期も長いことも知られています。

 長崎の唐津に有名な「おくんち」があります。これは重陽の「九」が「お九日(くんち)」となって、唐津くんちは新暦の10月に開催されています。 

鯛
 
 あと、重用の節句には、菊酒や菊湯、栗ご飯などの風習があります。

 効率性ばかりを求める世の中。祖先が大切にしてきたものを見つめながら、生き方を考える「節」句にしたいですね。まさに脚下照顧です。

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このページは、宝徳 健が2019年9月 9日 05:23に書いたブログ記事です。

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