源氏物語 113(皇紀弐千六百八十年 令和弐年一月七日)

| コメント(0) | トラックバック(0)
 四辻善成が確立したモデルのふたつめです。モデルとはつまり、源氏物語の中の話の現実にあったことです。

その二
 第五帖 若紫です。源氏物語にはたくさんの女性が出てきますが、軸になるのは 桐壺(光源氏の母) と 藤壺の二人と言っても過言ではありません。若紫はその藤壺の姪です。小さい頃から光源氏が引き取って育てそして、自分の妻にします。
 
 若紫の帖で、光源氏が「わらわやみ=マラリア」に罹ったとき、「北山」というところに出向きます。都の北の方角にあるやあ 鞍馬山です。毘沙門天が祀られています。義経が修行したところですね。

 さて、本文のつづきです。

 六条御息所(のみやすどころ)はやんごとなき方です。光源氏との恋を振り切って、娘と共に伊勢に行った人です。娘は伊勢神宮の斎宮です。

 でも、帝が変われば斎宮の職も解けます。母娘ともども都に帰ってきました。

 さて、かつては特上の恋人同士で会った二人ですが、情熱のように恋を燃やすには年を取ってしまいました。
 なんといっても、かつての東宮の妻、つまり皇太子妃です。気軽に「またお付き合いしようか」などと言うことなどできません。それよりも光源氏は、娘の斎宮の方が気がかりです。母親に似て充分美しいだろうし、御息所の娘なら嗜みが悪いはずもありません。

 そうこうするうちに御息所は、重い病に陥り、さまざまな罪過をおもんばかって、尼になってしまいました。

 光源氏びっくり!!!すぐに訪ねました。

六「どうか娘のことをお願いします。ろくな後見もない立場ですから」
光「おっしゃられるまでもなくそのつもりでしたが、今、あらためて心に強く聞きとどめました。心配ご無用です」
六「娘には気苦労をさせたくありません。どうか『あちらのこと』から離れてご後見くださいね」

 光源氏は六条御息所にくぎをさされてしまいました。

 息も絶え絶えの六条御息所は、光源氏に帰宅を促しました。それから間もなく六条御息所は息を引き取りました。つづく



トラックバック(0)

トラックバックURL: http://www.soepark.jp/mot/mt/mt-tb.cgi/8365

コメントする

月別 アーカイブ

Powered by Movable Type 4.261

このブログ記事について

このページは、宝徳 健が2020年1月 7日 20:07に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「つれづれなるままに(皇紀弐千六百八十年 令和弐年元日 參)」です。

次のブログ記事は「人日の節句(皇紀弐千六百八十年 令和弐年一月七日 弐)」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。