蟋蟀在戸(皇紀弐千六百八十年 十月十八日 令和弐年十月十八日 弐)

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 今は、二十四節気 寒露です。

 寒露とは、草花に降りる冷たい露のことです。この時期、山野では紅葉が始まり、秋の草花も見頃となる。朝晩は冷えてくるので、ようやく夏の疲れが取れて体力も回復する時期でもあります。新型コロナうウィルス摘まれもかな?

 さて、食欲の秋の到来です。モリモリ食べて、体力回復を早めましょう。

 七十二候は、蟋蟀在戸 きりぎりすとにあり。戸口で秋の虫が鳴く頃。昔は「こおろぎ」を「きりぎりす」と呼びました。

 この頃の和菓子は何かな~。
栗蒸し羊羹

 秋の味覚である新栗が収穫されると、栗を使った和菓子がたくさん目に止まります。羊羹は昔から日本で親しまれてきた和菓子の定番ですが、中でも栗を入れた栗羊羹は特別なイメージがあります。

 栗羊羹と似て非なるものに「栗蒸し羊羹」があります。蒸し羊羹は、羊羹のように長期保存ができず、賞味期限が2~3日くらいなので、栗蒸し羊羹はまさに旬の時期にしか味わえない季節限定の和菓子ですね。

栗蒸し羊羹 画像 に対する画像結果

上用饅頭(じょうようまんじゅう)

 寒露の期間には、十三夜のお月見があります(残念ながら今年は十月二十九日です。一般には十五夜が有名ですが、十五夜の後に見られる名月という意味で「後の月」とも呼ばれ、十五夜と同じく月見団子や季節の野菜などを供えてお月見をする風習があります。

 お月見にちなんで兎を模した上用饅頭(じょうようまんじゅう)が食べられます。白い楕円形の饅頭に、焼いた竹串で棒状の兎の耳をかたどり、食紅で目をつけて兎を作ります。

上用饅頭 画像 に対する画像結果

 十五夜も十三夜も、お月見を楽しむことを大切にしており、どちらか一方しか見ないことを「片見月(かたつきみ)」・「片月見」と呼びます。片月見は、縁起の悪いこととされ、災いが来るといって忌まれていました。十五夜と十三夜を合わせて「二夜の月(ふたよのつき)」と呼びます。


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このページは、宝徳 健が2020年10月18日 07:48に書いたブログ記事です。

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