「あおざくら」という漫画があります。防衛大学校の学生が成長していくドラマを漫画化しています。世の中も変わりましたね。私たちの若いころ「自衛隊」という言葉を使ったら眉を顰める人が大半でした。雲仙普賢岳の噴火の時に陸上自衛隊が災害派遣で雲仙に行きました。最初、土地の人は、彼らに筆舌に尽くしがたい冷たい仕打ちをしました(平成2年:1990年)。最初廃校を宿舎にしようとする計画でしたが、それも拒否しました。仕方がなく彼らはテントで過ごし災害復旧活動にあたりました。
放水に戦車が投入されました。これがものすごい威力を発揮します。メディアは騒ぎました。なぜ、災害派遣に戦車が必要なんだ!と。いつの時代もメディアというのは愚かですね。
献身的な働きに、その素晴らしさを住民たちは気づきます。隊員たちが帰途に着くときに垂れ幕が張られました。
自衛隊さんありがとう
政府や官僚の努力ではありません。むしろ政府や官僚がどれほど愚かかはまた書きますね。
それが漫画になる。少しずつまともな國になってきました。
その「あおざくら」に載っていたシーンです。防衛外学校学生が外出の時に交通事故に遭った人を援けます。たまたまそこを通りかかった海上自衛隊の隊員(防衛大学校に教官をして赴任する途中だった)がそのあとを引継ぎ、この教官が防衛大学校に着いたときに救出にあたった二人の学生を呼びます。そのシーンです。
「自分は大丈夫、自分は大丈夫と思い込んでしまうこと」を「正常性バイアス」と言います。
新型コロナウィルスは通常のインフルエンザより被害が少ないとか、あんなもんかかっても大丈夫やと言う人がたくさんいます。医者の中にもたくさん。完全に正常性バイアスです。
新型コロナウィルスは確かに死亡率は低いですが、死亡率が低いからウィルスも罹患した人間と一緒に生き残ってしまいます。それが感染を広げまた、ウイルスが変質します(現にサーズ化しています)。
さて、政府はどうすればよかったか。今年初めに私がこのブログで載せた記事と共に近々検証してまいります。
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