ハング・パーラメント(皇紀二千六百八十一年 令和三年九月二十九日 弐)

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 不文憲法で、憲法の条文自体よりも、その運用に力を入れるイギリス。彼らは流血の中で憲政の常道を手に入れました。

 例えば、今回の日本。こういう時には憲法学者や歴史学者が騒ぎませんが、菅さんが総理を退任したら、(自民党総裁を選ぶのは別にいいが)、一度、第二党の枝野さんに政権を譲り、枝野さんは、それを受けたら、すぐに、衆議院の解散総選挙をします。そして、選ばれた政党が政権を組みます。エリザベス女王のその結果に異を唱えることはできません。異を唱える=革命だからです。

 これが「憲政の常道」です。憲法学者はわかっているはずなのに、我が國でそれをやられると、困るので、言いません。官僚やメディアや法曹関係者は、宮沢俊義の憲法を学んだので、それを知りません。

 これも、息子から学んだのですが。ハング・パーラメントという言葉があります。
 「宙づり議会」と訳します。

 1800年代頃より、二大政党が続いた、イギリスですが、大東亜戦争後は、3回のハング・パーラメメントが起きました。要は過半数を取れる政党が存在せず、不安定な政権運営が続く状態です。

 なんで、今日、そんな話をしたか。今回の自民党総裁選挙は、完全に「憲政の常道」に反するのに、野党もメディアも騒ぎません。

 それに、もし、変な男が総裁に選ばれたら、我が國もハング・パーラメントになればいい。

 せいぜい、指示できるのは高市早苗でしょうか?

 特にKAはダメです。もともと、自民党支持ではありませんが、安倍さんが政権運営をしやすくするために自民党に投票していました。 二階だの青木だの、政策はなくても自分の権力維持のために政局を創ることしか考えていない。こんなやつがキングメーカーではだめです。自民党は、もう近代政党にはなれませんね。

 さてされ、どうなることやら。

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このページは、宝徳 健が2021年9月29日 08:11に書いたブログ記事です。

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