啓蟄(皇紀弐千六百八十一年 令和三年三月五日)

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 今日から二十四節気(にじゅうしせっき) 「啓蟄 けいちつ」です。

 「冬ごもりをしていた虫たちが、土の中から出てくる頃」という意味です。春の気配を感じて、冬ごもりをしていた虫たちが活動を開始する頃です。


 啓には「開く」「開放する」などの意味があります。啓蒙もそうですね。 蟄には「虫などが。土の中に隠れ閉じこもる」という意味があります。
 啓蟄の風物詩としては、有名なのが奈良のお水取りですね。東大寺二月堂の修二会が行われる(3月1日~14日)。奈良時代から続く行事で、終わるころには冬が明けるので、春を告げる行事として宇有名です。大きな松明から落ちる火の粉を浴びると無病息災で過ごせるといわれています。
 
 そして、この東大寺にお水を送る(お水送り)をするのが、福井県小浜市遠敷(おにゅう)にある鵜瀬です。見事なまでに美しい川から送られます。

 遠敷って珍しい名前でしょ。このいわれについては、2013年6月13日のこのブログ「遠敷」に書いておりますので、ご興味がある方はお読みください。

 若狭彦神社・姫神社があるところです。神武天皇のおじいさんとおばあさんです。これに関する記事は2013年9月26日に同じくこのブログで「若狭彦神社」のタイトルで書いています。



 冬の間、寒気や雪、害虫などから樹木を守っていた「菰(こも)巻き」を外すのも啓蟄のころが多く、春の風物詩にもなっています。



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このページは、宝徳 健が2021年3月 5日 07:41に書いたブログ記事です。

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