製造業応援号②(皇紀弐壱六百八十二年 令和四年四月二日 參)

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 これも士魂商才第百六号(令和四年三月号)の記事からです。

 

中小製造業フリーダム:食品加工製造業編

 製造業ではないかもしれませんが(私はもうこの会社は製造サービス業と思っています。俗に言う製造小売業とは全く違います)、百四号で紹介しました、岐阜市にあるプルシックのチラシをご覧ください。

恐らくお店の休みの日でも、製造現場は必要に応じて動いているのでは。予約すれば配送も。

シェフは、食材探しと研究です。

このこだわりをご覧ください。無添加・グルテンフリーです

岐阜市は、人口40万人の都市ですから、需要はあります。でも、食品加工製造業では、人口が少ないところが多いのではないでしょうか?もちろん地元は大切にしなくてはなりませんが、プルシックの様に価値を高めれば、3日間の営業日に買いにくるでしょう。地元でも誕生日などの記念日には送ってもらってもいいと思います(予約をしておいて)。いたずらに店舗を開けて人件費をかけるより、人件費は、製造に集中投資すればよいと思います(全部私の憶測で書いています)。事実、店舗が休日を設定(今は営業日を設定)していた時は、とても繁盛していて駐車場が溢れるくらいでしたと記憶しています。品切れなどのリスクも多くなります。定期製造が出来なくなる恐れもあります。

 手土産や贈答のウォンツが高まれば、このやり方が一番いいのではないでしょうか。

 

 経営者は経営の次の手を打つことに集中できます。

 

 多くの食品加工製造業は、このビジネススタイルを自分の会社なりに参考にする必要があります。

 

 間違ってもスーパーなどの小売りや卸売りの流通をメインにしないでください。チャネルキャプテン(サプライチェーンにおける一番力が強い会社)が中小零細製造業であるケースはまれです。そこに気を取られながらの経営は、中小製造加工業にはとてもつらいものがあります。

 

 また、このチラシの様に、「食材」という最も重要な仕入を卸会社などに任せず、自らが主体となる動きをされています。つまりサプライチェーのチャネルキャプテンを自らのこだわり(コンセプト)でイニシアチブ(主導権)を握っていることとなります。

 

 そして、それは全てがお客様のためです。

 

 これが、私が製造小売業を通り越して製造サービス業になっているという理由です。

 

 食品加工製造業だけではなく、飲食業も出来ることなら製造サービス業を志向することを(将来的には)思考すべきでしょう。

 

 プルシックはどんどん進化します。脱帽です。

 

 恐らく店舗の数倍は売上があるでしょう。

 

 


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このページは、宝徳 健が2022年4月 2日 04:44に書いたブログ記事です。

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