脳科学P2 やめるだけ①⁻2(皇紀弐千六百七十九年 令和元年九月十四日 六)

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やめること①:興味がないと物事をさける
    ー過度に「自分を守ろう」としない

 アベリーンパラドクスという心理学の遊びみたいな話があります。なぜアベリーンという名前なのだとかそんな説明ははぶきます。組織の中において「合意していないことに合意したふりをする」ことは、組織を崩壊させる怖ろしい所業なのだという意味です。

 例をあげると、かつて、ウォーターゲート事件というものがありました(アメリカ)。ニクソン大統領のスタッフが、何の気なしに「あの政敵の事務所に盗聴器をしかけて情報でも取るか」と冗談で言いました。

 誰もそんな気がないのに、なんか「辞めようよ」という意見が言えなくなった雰囲気(なんてないのですが、なんとなく)になってしまい。最終的にはニクソン大統領の辞任となってしまいました。


 脳は、常にバランスよく働くものではなく、自分を守ろうと過剰反応を起こしながちです(自己保存)。 
 企業の不祥事もすべてそうです。誰がどう考えても、間違っていることが、組織内で多数だとしても、いつのまにか組織全体が「正しいのだ」と思い込んで暴走することが多々あります。

 例えば、社長が出したアイデアがいまひとつでも「斬新なアイデアですね」と誰かが言うと、最初はたいしたアイデアでなないと思っていた人でさえ「いいアイデアかもしれない」と考えるようになります。

 ものごとが正しいかどうかより、数が多い方にそろえたいという脳の「統一・一貫性」のクセに基づいてしまうのです。

 「自己保存」は「統一性・一貫性」のクセに基づいてしまっているのです。

 「自己保存」や「統一性・一貫性」にとらわれすぎると、そもそも脳が情報を取り込むことを避けたり、バイアスがかかったりして、正しい理解や深い思考を妨げます。その結果、誤った判断や行動を引き出します。

 次回は、この「自己保存」と「統一性・一貫性」を詳しく見ていきます。つづく

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このページは、宝徳 健が2019年9月14日 14:36に書いたブログ記事です。

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