霞始靆(皇紀弐千六百八十四年 令和六年(2024年)ニ月二十四日)

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 今日から七十二候は、雨水 次候 霞始靆 かすみはじめてたなびく です。

 冬から春にかけては気温の差が大きく大気が湿りやすいために霞(かすみ)が発生します。これを春霞(はるがすみ)と言います。この霞は、昼に使う言葉で、夜になると朧(おぼろ)と名前を変えます。

 この朧は、千年の昔から、我國固有の文化、和歌によく出てきます。


照りもせず 曇りもはてぬ 春の夜の 朧月夜に しくものもなき(大江千里)
(明るく照っているわけでもなく、暗く曇っているでもない春の夜の月、この朧月夜に匹敵できようものなどないもない)

月は秋の季語ですが、朧月夜になると春の季語になります。

 秋になると霞が霧になることを覚えておいてください。

 源氏物語にも朧月夜が出てきます。これは、人の名前です。源氏物語では、光源氏が先ほどの大江千里の歌の「朧月夜にしくものはなし」を「朧づく世に似るものはなし」と詠んでいます。朧月夜は源氏物語の「花宴(はなのえん)の巻に最初に出てきます。

 朧月夜は、とても魅力的で自由奔放な女性です。いろいろな人と恋をし、光源氏を時の天皇と取り合いをします。

国立国会図書館デジタルコレクション 「源氏五十四帖 八 花宴」 著者:月耕

 みなさんの周りにこういう女性がいたらこの和歌を詠んでみてください。それが理解される女性は、相当な教養の持ち主ですよ。

 私も、もう一度、源氏物語を読もうっと。

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このページは、宝徳 健が2024年2月24日 03:56に書いたブログ記事です。

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