千夜一夜物語9(皇紀 弐千六百八十五年 令和七年(2025年)五月二十六日 月曜日)

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  今日のブログはこれ一つになります。書けたら書きますが。

  千夜一夜物語は、料理人も自分がせむしの男を殺したと勘いしてしまったところまででした。



  勘違いした料理人は、死体をかつぎだし、暗い路地の角に立てかけました。

 そこに何も知らない仲買人が通りかかり、角を曲がると死体の腕がターバンをかすめました。

 仲買人は、その日の午後にターバンを盗まれたばかりだったので、またしてもターバン泥棒だと考えました。ターバンは頭を飾る伊達帽子で高級な布でつくられてゐたので、狙うヤツも多いのです。

「このやろう、お前か、昼間、オレのターバンを盗んだのは!」

 仲賈人は酔っていたので、自制心がききません。胸ぐらをつかんでバシバシしばきたおしました。殴った後に腕を離すと、せむしは倒れます。當然動きません。仲買人まつさお!!!

 そこにやつてきたのが市場の番人。「おい、ちょっと来い」

 仲買人は総督の家に連れていかれました。簡單な事情聴取の上なんと絞首刑!たちまち執行人がやってきて、絞首台へ。

 だが、いよいよ刑の執行が決まった瞬間に現物人の群衆の中から、

「待ってください。その男を殺したのは私です」

と料理人。そんなことあるの?と私たちは思ひますが、古代イスラムの世界では、人は欺けても神の裁きは逃れられません。

 料理人が事情を述べていると、

「待ってください。その男を殺したのは私です」

と、医者。次は仕立て屋。と次々。総督は困り果てます。

「一番けしからんのは魚の骨じゃが、これを罰するわけにはいかん。お前たちはみんなそれぞれに人殺しをごまかそうとしたのだから、連帯責任じゃ。ただし、私に面白い話を聞かせてくれたら許してやろう」

 なんじゃい、いつたいこれは(笑)。まあ、これが千夜一夜物語の面白さです。この連續する面白さのために王樣は、シャーラザッドを殺さなかったのでしょう。

 この話の本番はここからなのです(笑)。 つづく17

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このページは、宝徳 健が2025年5月26日 02:15に書いたブログ記事です。

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