未来日本昔話:再掲8(皇紀弐千六百八十五年 令和七年(2025年)六月二十四日 火曜日)

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平成二十一年(2005年)九月二十日に開始したブログの累計記事が、現在10,122通目です(後で数えなくていいように:すみません。数え間違えていました。これが正確です。)。

このインタビュー記事を読んでくださると、私の今の仕事がよくわかります。

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  一万遍でも言います。政治とは国民をいかに幸せにするかに力を尽くすことです。経世済民です。そうそれにはまず経済を活性化することから始めます。

 都議選で自民党が惨敗しました。衆院選に続き総裁の石破の下で選挙2連敗です。国民を幸せにすることよりも自分が総理で居続けることにしか興味がない石破は退陣する様子もありません。今、有史依頼、最大に日本の政治が狂っている状況です。リンカーンは好きではありませんが、「男は40歳を超えたら顔に責任を持て」と言っていますが、何より石破は宰相の顔ではない。いつもブスッとしていて。こんなのを宰相にしている国かと思うと世界に恥を晒しているようなものです。

 その石破が、参院選公約で2040年までに名目GDPを1,000兆円に引き上げることと平均所得を五割以上増加を公約としました。それに対する手段が「今日の悩みを取り除く」「明日への不安を払拭する」「規模ある未来を創る」を掲げました。この手段を達成する方法は「石破さん、あんたが総理を辞めることだよ」。 その証拠を示しましょう。

❶名目GDP 1,000兆円の嘘
 2040年−2025年=15年で約5割り増しです(実際には今が600兆円なので4割増し)。15年で5割り増しって、年率2.8%ですよ。これは政府が出している中期試算で(上、中、下というランクがあって)、その「中」なんです。つまり何もしなくてもこれくらい行くよね、という気の抜けた目標なんです。今更何を言っているの?  もし、会社の経営者がこんな目標を示したら社員がワクワクしますか?不満と不安という言葉があります。不満は「現状に感じること」。不安は「将来に感じること」です。さっきの三つはこれでおしま〜い笑。(「今日の悩みを取り除く」「明日への不安を払拭する」「規模ある未来を創る」)。今の物価高が3%ですよ。つまり、物価高だけ自然に行くから大丈夫。あとの経済成長はしませんので。という目標です。

  今までの政権運営を見て一番気づくことはありませんか? この人自分自分で考える頭がないんです。

  歴代最悪の総理 菅直人だって、悪事は自分でたくさん考えました笑。

❷平均所得を五割以上増加の危険性
 経済成長させずに所得だけ五割増し。これって、共産主義者お得意のというか唯一の価値観である「労働価値説」です。共産主義国家は労働価値の向上を推進して国からお金が足りなくなったら、よその国と戦争をして相手の国が持っているお金を(というのが共産主義のテーゼ)奪えばいいのですが、我が日本はそんなことはできません。つまり国を潰します、と宣言しています。所得というのは経済成長の結果です。
  
  こんな政策は、よその国なら反乱が起きるレベルです。だいたいできない政治家の言葉は決まっています。「私たちの声が国民にとどかない」です。鳩山も言いました。違うだろう。国民の声を聞いていないのはお前らだろう。

  民主党が政権をとった時、国が潰れると思いました。今は、それが確認に変わっていることを感じている自分が怖い。

 さて、かつて書いた「未来日本昔話」を再掲しています。「未来日本昔話」は大きく三つに分かれています。

ひとつは悪夢の民主党(今の立憲共産党)政権を書いた「平成二十一年(2009年)十二月七日〜平成二十二年(2010年)二月一日の「未来日本昔話」

二番目は平成二十二年(2011年)九月二十三日〜同年十月三十日の「未来日本昔話(南京大虐殺の嘘)

❸三番が平成二十二年(2011年)十二月二十二日〜平成二十三年(2012年)三月五日の「未来日本昔話(朝鮮半島の真実)」


 今日は平成二十一年(2009年)十二月十七日の記事です。そのまま書きます。

  今朝、新聞を読んでいたら「トラッシュ・ミー」という言葉が目に付きました。これも、今、米国政府高官の間の流行語だそうです。日米首脳会談の際、鳩山がオバマ大統領に言った言葉「トラスト・ミー」がもしかしたら「トラッシュ・ミー(私を捨てて)」なんじゃないかということだそうです。笑い話ではありません。鳩山が捨てられても別に構いませんが、日本は捨てないで欲しい。
 もう亡くなっていますが、江藤淳さんという私の大好きな評論家がいました。田原総一郎のような不埒な人もいますから、評論家って誤解されがちですが、この江藤淳さんは著作も素晴らしいものばかりです。数年前、まだご存命の江藤さんが鳩山氏との会談をしました。その後におっしゃったことばです。「こんな人間がもし日本国の総理大臣になったら大変なことになる。資質とか知識とかではない。決断力がまったくないのだ」。 ずばりですね。後悔先に立たずですが、なぜ、日本国民はあんな男を総理大臣にするような政党を選んだのでしょうか。政権政党ではありますが、責任政党ではありません。

 さて、おばあちゃんとまさる君の会話です。今日のテーマは「少数派の原則化」です。
  「おばあちゃん、勉強していると、なんか、平成21年ぐらいから、加速して日本はつぶれる方向に走ったみたいなんだけど」
「そうなの。鳩山っていう首相がね、国民の意思、国民の意思って連呼して自分の総理大臣としての意志を示さなくなってからだよ」
「そうなると、どうなるの?」
「まさるは、弟と妹がいるね」
「うん」
「兄弟げんかは?」
「しょっちゅうだよ」
「そうだね。人間が複数人いると、意見が合わなくなるのは当然だよね。でも、その中で、みんなで意見を出し合って、一番いい答えを見つけて仲直りするのが民主主義なんだよ。だから、言論の自由っていうのが必要なの」
「うん」
「あの当時の日本には1億2千万にぐらいの人口があったのね」
「へー、そんなにあったんだ。今は、かなり減っているよね」
「そうだね、統治しているアメリカと中国とロシアが、日本人はいらないと思っているから、日本女性をどこかに連れて行ったりして、日本人減らしの政策をとっているからね」
「国がつぶれるって困るね。おばあちゃん、そんなにたくさん人がいたら、兄弟げんかと違って、意見がまとまるなんて大変だよね」

「そうだよ。だから、リーダーの意思決定というものが大切なの。意志決定ってね、たくさんある選択肢の中から、ひとつしか選べない。もっと言うと他の選択肢を捨てなくてはならないの。その決断や意志決定がリーダーの仕事で、意思決定をするから、リーダーにリスクと責任が出てくるの。これをしなくて、みんなにいい顔をしようとするのはリーダーじゃないの」
「リーダーって大変だね」

「そうだよ。まさるもいずれはリーダーになるんだから覚えておき。でも鳩山は、「国民の意思を尊重、国民の意思を尊重」ってばかりで、自らの意志決定をしなかったのね。意思決定をしないと何が起きるか分かるかい」
「なに?」

原則論が定まらなくなるの。だから、みんなにいい顔をする例外論ばかりが尊重されていくの。もっと怖いのが、「じゃあ、こんな場合はどうするんだ」っていう少数派の意見がどんどん尊重されて、例外である、少数例がどんどん原則化してしまうの」


「どういうこと?」
「クラスでみんなで野球をやろうって決まったとするよね」
「うん」
「でも40人のクラスの中で2人だけが、サッカーをやりたいっていったらどうする?」
「次の授業の時にやればいいよ」
「でも、その2人がそのときじゃないといやだって言ったら?」
「それはわがままだよ。クラス委員か誰かが、ダメだって言わなきゃ」
「そうだよね。でも、その意思決定がなくて、こういうルールができたとしたら?『では、サッカーをやりたがっているA君の打順のときだけ、サッカーに切り替えます』」
「そんなの無理だよ」

「そうだよね。まあ、そのときは、みんなで野球をすることに決まったとしよう。そして、野球が始まったら、今度は、『僕は、打ったら三塁に走っていい?』『じゃあ、B君の意志を尊重して、B君は打ったら、三塁に走ってください』、『じゃあ、僕はピッチャーになったらセンター方向に玉を投げていい?』『じゃあ、C君の意志を尊重して、C君がピッチャーのときはセンターにボールを投げてください』ってなったら?」

「野球にならないじゃん」
「そうなの。鳩山が首相の時に、米軍基地の問題が浮かび上がったのね。鳩山は国民の意思ということばを使って、ここでも、意思決定をしなかったの。米軍基地を辺野古への移設することになっていだんだけど、その反対集会に2万人も集まったからということだったの。でも、実際に調べてみると8千人以下。鳩山は沖縄県民の総意という言葉を使って、この反対集会を利用していたのだけど、当時の沖縄県民138万人のうち8千人を『沖縄県民の総意』としていたのね」

「じゃあ、さっきの野球をやろうというときに、少数のサッカーをやろうという人たちを大切にして、それを総意としていたの?」
「そうだよ。これが、例外の原則化というの。どんどん、物事が進まなくなって、かえって、何もできなくなるの。さっきの野球の例でも、みんなが楽しくなくなるだろう?」
「うん」

「確かに沖縄の人たちには大きな負担をかけていたわ。当時の沖縄の人たちには頭がさがります。それはいずれ話してあげるね。でも、問題をすりかえてはいけないの。鳩山内閣はこんなことばかりでね。結局何も決まらず、経済も悪化して、金利は上がるし、円は異常に高くなるし。そして、何よりも、アメリカが日本を見放してしまってね。虎視眈々と日本を狙っていた中国がとても喜んだの。例外の原則化は日本がつぶれた大きな要因なのね」

「おばあちゃん、リーダーって国にとっては大切な存在なんだね」
「そうだよ。でもね、リーダーが意思決定をすると、当時の左翼的なマスコミが、例外の原則化を狙って騒ぎ出したの。それに国民が乗せられてしまったの」

「マスコミの世論誘導だね」
「せっかく日本が安倍総理という素晴らしい総理大臣を得たんだけど、マスコミがこぞってつぶしてしまったの。まさるや、気をつけておくれ。左翼というのは、いつの間にかいろんなところに入り込んできて、この例外の原則化を裏でいやらしくやる存在なの。だから、こういうこともしっかりと知っていないとリーダーになれないからね。人間って、恐ろしい動物だからね」

「うん、おばあちゃん、わかった。勉強をして行くといやなこともたくさん見えてくるけど、でも、ものごとを知ることによって、自分の考え方を変えることができる。そして、考え方が変われば、志と行動が変わることも分かってきた。僕勉強する! 素晴らしかった日本をもう一度つくるために。おばあちゃんが、生きている間につくる」

「(涙)おばあちゃんは生きていてよかった。まさるを心から愛しているよ(涙) あなたは日本のチャンドラ・ボースになれるかもね。またこの人のことも話してあげるね。」
「うん」

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このブログ記事について

このページは、宝徳 健が2025年6月24日 02:48に書いたブログ記事です。

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