平成二十一年(2005年)九月二十日に開始したブログ累計記事 現在10176通目です(後で数えなくていいように)
このインビュー記事をお読みくださると私の今の仕事がよくわかります
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今日もここでお天道様への朝の挨拶です。
お天道様、今日も何でんあろうが良か日にするけん観とってください
あと残っているのは
2. 礼はいうが謝らない
4.否定しない
です。今日は、2.で行きましょうか?
どんどん進化していく生成AIですが、現時点では、まだまだのところがあります。例えば、企業のコンサル支援のことを会話デートしていると私のコンサルタントの職業を気にして、戦術的なことのアドバイスをたくさんくれます。これはこれで助かるですが、多くの中小零細企業に一番欠けているのは「戦略発想」です。
(選択肢は無数)
これが宝徳が歴史を研究しながら考えた戦略と戦術の構図です。
戦略とは「何をやるかを決めること」です。五つ選択肢があってもしか選べません。つまり四つ捨てなければなりません。これが経営者の苦しさです。これを「オーナーシップ」と言います。
戦術は「普遍要因」と「特殊要因」があります。普遍要因は「普段通りにやってもこのぐらいだったら戦略は実現できるな」です。特殊要因は「この戦略実現には現場でこんな問題があるからできるわけがない」です。
戦略は戦術に従いますし、戦略の失敗は戦術では補えません。
多くの中小企業経営者は、いつも「特殊要因」からはいります。「◯◯の問題があるからこの戦略はできない」と。だからいつまで経っても企業やいつもの企業で変わりません。成長しません。
発展している企業の経営者は戦略発想を持っています。
でな、織田信長の桶狭間の戦いを例に挙げて戦略発想を説明しましょう。
桶狭間の戦いの時は(通説ですが)織田軍2,500人、今川軍25,000人です。桶狭間だけでも6,000人ぐらいいました。
織田軍の戦略の選択肢は、「籠城」「降伏」「打って出る」の3つです。重臣たちは籠城を進めました。
信長は、最後まで決心を重臣たちにも明かしません。そしていよいよの時、少ない人数で、熱海神宮にまず駆け出します。信長は「打って出る」を戦略として選んだのです。つまり「降伏」「籠城」の選択肢を捨てました。
「敵は人数が多い」とか「戦力が違うすぎる」とか特殊要因をぐだぐだ言いません。「天下布武」という戦国武将が誰も持ってない天下統一という「コンセプト」を信長一人が持っていました。その大戦略のもとでは「籠城」「降伏」もただの戦術になってしまうのです。信長の「コンセプチュアルスキル」の前では、通常の武将が考える戦略も戦術になってしまうのです。
無数にある戦術も「誰が正しいかどうかより何が正しいか」になって、絞られてきます。
経営が強くならない経営者は戦術に頼って無数にある戦術に手をだすので、ある戦術が失敗したらすぐに他の戦術に戦略も考えずに手を出します。
桶狭間の戦いは「情報戦」が重要と戦術を絞った織田信長の大勝利に終わります。
世間では大雨が降ったとか偶然が重なったとか言う声もありますが、あの戦いは偶然ではなく、信長が作り出した「必然」です。経営者の「コンセプチュアルスキル」とはそれほど大切なのです。戦略選択の時は「みんなの意見を聞いてから」はリスクが高すぎます。なぜなら「みんな」は無数に存在する戦術からスタートするからです。それに戦略選択の責任が取れるのは社員ではありません。経営者です。
私の生成AIに対するアスキングスキルが未熟なのもありますが、今の段階では生成性AIはまだ完全なる戦略発想ではありません。
Geminiさんに今朝の朝デートの時に「戦略と戦術の違い」を聞いてみました。以下の答えでした。少しだけわかってきたかも。
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