蟷螂生(皇紀弐千六百八十五年 令和七年(2025年)六月七日 土曜日)

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平成二十一年(2005年)九月二十日に開始したブログ累計記事 現在10158通目です(後で数えなくていいように)
このインビュー記事をお読みくださると私の今の仕事がよくわかります
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  すみません。昨日書くのを忘れていました。昨日から二十四節気は芒種です「ぼうしゅ」と読みます。芒種とは稲や麦などの芒(のぎ)のある作物を植える時期のことを言います。梅雨に入る時期なので、夏の始まりとも言えるかもしれませんね。

 そして二十四節気は、芒種 初候 蟷螂生(かまきりしょうず)です。蟷螂が卵から孵る時期です。昔はよく観ましたよね。あのスポンジ上の卵から、数百匹の小さな蟷螂が雨後の筍のように次々と現れます。

  ある経験から私は蟷螂が苦手になりました。遊んでいてふと右を観ると、肩の上に蟷螂がのっているではありませんか。そして、蟷螂を眼があったのです。あの何個もある眼に。こちの目は二つです。蟷螂にかなうはずがありません。それ以来、蟷螂は大の苦手です。今でも。

 でも蟷螂は害虫を駆除してくれる虫なんで、農業としてはとても大切なんですよね〜。

 またカ蟷螂は英語で「mantis」。語源はギリシャ語です。「予言」「僧侶」。もしかしたら私の肩にのった蟷螂も何かを予言しようとしてくれたのかな。

 ふとみると 大きな眼をした かまきりが 私になにか 問ひかけてくる

さあ、芒種の頃の和菓子はっと。
 今日も、亀屋良長さん。創業享和三年(1803年)です。創業222年の京都の和菓子屋さんです。ここにいつも同社の和菓子部が創作したお菓子を著作権違反で載せています。亀屋良長さん、ごめんなさい。だって、美味しそうなんだもの。こころがこもっているから。


  なんともはや、綺麗な。ここまでくると芸術です。食べるのが勿体無いぐらいです。

  菓銘は「水滴」。梅雨の晴れ間に、川面に落ちる涼しげな緑影を水饅頭のに写したそうです。どんなすごいセンス??? 葛(くず)と醒井水を水饅頭から春の青梅を使った爽やかなこし餡が透けているそうです。ああもうたまらん。これ以上いじめんといて〜。

 醒井はご存知ですか? 滋賀県米原駅から少し東にいったところに醒井という駅があります。昔、能登川にクライアントがあったころ、能登川で社長と飲み過ぎで、岐阜事務所に帰ろうとしたことが何度もありました。その時、「しまった乗り越した」と思って急いで降りると醒井駅でした。もう終電はありません。だって岐阜行きの終電に乗ったんだもん。仕方なく野宿です。醒井駅は無人駅です。ホームは寒いので、待合室で寝てました

 おっと、そんなことはどうでもいい。その醒井の町には、居醒の清水という枯れない名水があります。日本武尊が高熱を患った時に、この清水で体を冷やして熱が下がり体調が回復しました。なので「居醒(いざめ)の清水」と呼ばれています。

 この「居醒の清水」を亀屋良長さんはお菓子に使われているのですねえ。和菓子とは我が国の歴史です。

高熱の 日本武尊を 目覚めさす 居醒の清水を 和菓子に生かす

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このページは、宝徳 健が2025年6月 7日 17:10に書いたブログ記事です。

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