平成十七年(2005年)九月二十日に開始したブログの累計記事が、現在10,295通目です(後で数えなくていいように)。
このインタビュー記事を読んでくださると、私の今の仕事がよくわかります。
https://batonz.jp/partner_adviser/keieisenryakushitsu/
シリーズで世界最古の企業「金剛組」について、最高の敬意を払ってお話しします。
金剛組は、西暦578年の創業以来1400年以上にわたり、日本の伝統的な寺社建築を専門とする世界最古の現存企業として、他に類を見ない歴史を刻んできました 。その起源は、聖徳太子による日本初の官寺である四天王寺の建立に深く根差しています 。
同社の経営の根幹を成すのは、32代目当主・金剛喜定によって明文化された十六の行動規範「職家心得之事(しょくかこころえのこと)」です 。この家訓は、聖徳太子が制定した「十七条憲法」の精神と驚くほど多くの共通点を持っており、古代の知恵と現代に続く企業実践が融合した独自の経営哲学を形成しています。
金剛組の歴史は、戦乱、自然災害、経済危機といった数々の困難を乗り越えてきた、その並外れた回復力と適応力の証でもあります 。その根底には、中核となる価値観への揺るぎない adherence と、変化する環境への戦略的な適応能力がありました。
金剛組は単なる建設会社に留まらず、日本の建築遺産を守り伝える生きた文化機関であり、企業の永続性に関する説得力のある事例研究として、その存在は極めて重要です。
まさに不易流行(不易流行:永く続く大切なものをしっかり守り、新しいことを取り入れていく)という我が皇室の精神です。
新しいものを取り込むときは、不易を徹底的に検証することが大切です。不易と流行は分離するものではなく、積み上げてきた歴史である不易と新時代からやってきた流行が流れを一(いつ)にすることを当事者たちが創っていくことだからです。
例えば、538年に支那大陸から漢字が我が国に伝来しました。しかし、皇室は漢字を400年間〜500年間使いませんでした。
我國の在り方と新しい漢字の流れが一(いつ)になる
「万葉仮名」ができるまで。
明日から、詳しく世界最古の企業の喜び、苦しみ、絶望等々を話しますね。
一千年の 永きに亘り 苦しみも 嬉しいことも 受け容れることを
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