平成十七年(2005年)九月二十日に開始したブログの累計記事が、現在10,254通目です(後で数えなくていいように)。
消せるボールペンの衝撃:中小企業の知的財産戦略❸
このインタビュー記事を読んでくださると、私の今の仕事がよくわかります。
https://batonz.jp/partner_adviser/keieisenryakushitsu/
(すみません、このURLのアドレスを長い間書きましが得ていました。修正しました)
本当は目標が三百通/月だったのですが、実際には百五十通/月ぐらいしか書けませんでした。ちょうど未来日本昔話をこのブログで掲載している少し前からです。三年間ぐらい続いたでしょうか?年賀状も八百枚ぐらい書いていました。まだ、InstagramもFacebookもTwitter(X)もLINEもない頃です。今はすっかりデジタルになってしまいました。士魂商才(弊社月刊誌)はつい最近までアナログで70ページぐらいの大作を二百件ぐらいの関係者に送っていたのですが、今では半年に一度ぐらいラインを中心に10ページぐらいに送っています。すっかりガラバゴスジジイがデジタルジジイになってしまいました。
手紙を大量に書いていた頃は、「手紙グッズ」だけでカバン一つになっていました。あの頃は、本もアナログで年間二百二十冊読んでいたので、出張に行くときは十二冊ぐらい持って行っていました笑。今では、あれほど否定していたデジタル書籍(っていうんだっけ)で読んでいます。二百冊も読まないけど笑。
でも、この時期撒いてきた種は今になってとても実っています。若い時に撒いたものは歳をとって刈り取れるのですね。このブログだけは未だに撒いています。ブログもシステムがかなり古くなっているので、早く切り替えないと。引っ越しが大変そうだなあ笑。
閑話休題。このアナログ人生の頃、「消せるボールペン」が出ました。これは便利だと思いました。だって修正液がいらないんだもの。
パイロットからでした(株式会社パイロットコーポレーション)。なんだい大手企業じゃないかと思われた方も多いでしょう。
特許というのは、そのものだけの知的財産権保護ではダメなんです。例えばこの「消せるボールペン」を何かの拍子に中小企業が作ってしまったとします。それはあり得るんです。「知的財産をこれから我が社の財産にするんだ」と発想したら。でも、そうしたら、周辺特許(パテントポートフォリオ:または特許構築網)も含め、何百という保護しなければならなくなります。海外の会社はそれが下手な企業の隙間を狙っています。また、特許だけではなく、デザイン(意匠)、ブランド名(商標)、実用新案、著作、営業秘密なども保護しなければ、簡単にパテントポートフォリオが崩されてしまいます。
でもでもでもでも、もし、こういうことができる、中小企業のプラットフォームができたらすごいことになりませんか? ワクワクしませんか? 今の大企業をひっくり返せますよね。えっ?無理だ!って?
明治の男たちはこれに似たものをしたのではないでしょうか? 敗戦後の男たちも。
また私の脳みそがアホな方に走り始めました。でも、考えるのは自由ですよね。
では、明日からこの記事は少し戻します。我國が屈辱的な敗戦を迎えたとき、卑怯な勝者アメリカがどれだけ日本の知財を持っていったか。を紹介して、少し私の頭を冷やしながら、また、無限の可能性が広がる中小企業の知的財産戦略を考えていきましょう。
顕在と 潜在といふ 言葉あり 世を開くのは いつも潜在
愚か者と いはれながらも 考える 針の穴にて 思ひを通す
雲を破り 世を拓かんと いふ思ひ これが自由の 先駆なりけり
徒党のみで 世を作ろうと する利権 これを破るが 楽市楽座
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