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お天道様、今日も苦しみを楽しみに変えながら十二ヶ条を達成します
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今日は、敗戦屈辱日です。アメリカに負けたことが屈辱だからではありません。確かに、アメリカは追い詰めるだけ我が日本を追い詰めました。兵ではなく、一般庶民を大量に虐殺しました。日本の敗戦後、憲法「典」を押し付けました(憲法と憲法「典」の違いもわからないGHQ(占領軍)の共産主義者が)。WGIP(ウォーギルト・インフォメーションプログラム:敗戦前の日本は全て悪いという情報操作)をやって日本人に心を失わせました。しかし、世界の外交とはそんなものです。日本の(本来の)ヤクザみたいに任侠の心など皆無です。人を殺すことや民族を淘汰することに快感を覚える野蛮人です。歴史がそれを証明しています。でもかんか言うとすぐに日本人が謝るので、最初は世界にそんなことする国なんてありませんからびっくりしましたが、そのうちすぐに謝るから慣れてしまって、どんどん吹っかけてきます。支那から金をもらっている国会議員やブラックメディアは、それを擁護するのは今の国会を見てもあきらかですよね。こいつらどこの国の人間だといつも思います。
話を戻します。大東亜戦争の原因はアメリカに追い詰められたことですが、明治外交(小村寿太郎、陸奥宗光、伊藤博文、榎本武揚、少し遅れましたが天才外交官 石井菊次郎)だったらこんな開戦には至らなかったでしょう。もし開戦になっていたとしても二年で終わらせていたでしょう。アメリカは無視したでしょう(何もアメリカと戦う必要はなかった)。東南アジアの欧米植民地を開放し、石油さえ確保できたら、あとは石油を守るだけでいい。それに石油はほるとバンバン出てきますからタンクに保管しきれなくなったら輸出するしかないんです。当時、帝國陸海軍はその兵の練度と士官の優秀さでは世界最強でした。どの國も怖くて戦えません。でも、上層部の官僚たちが無能でした。つまり、大東亜戦争はオウンゴールです。官僚たちの。
弊社蔵書より
明治維新の時の富国強兵の大戦略は成功でした。でも、いくつか重大なミスをします。
その最たるものは、「高等文官試験」です。今は、なんというか興味もありませんが、官僚の上級者を作る試験です。彼らは、自分たちのことを上級国民と言います。笑わせますよね。
明治維新は下級武士の革命でした。でも、高杉晋作と大久保利通が、必死にそれが乱れないようにしました。たった二人が。この二人がいなかったら明治維新は全く違った形になっていたでしょう。こういう国を救った人を「英雄」と言います。
ただし、下級武士ばかりなので、どうしても実務に穴ができます。そして導入したのが「高等文官試験」です。つまり支那大陸の科挙です。皇室は、支那から伝わったもの全ては受け入れませんでした。拷問、殺人、纒足、科挙、女系帝、そして、官僚制度等々。すべて国家を崩壊させるものばかりです。官僚が国を潰すと言うのは今の財務省・日銀をはじめとした政治家を操り支那にべったりな奴らを見ていたらわかりますよね。かれらには国家をどうしようかと言う頭はありません。自分の利権が守られればそれでいいのです。
それが、大東亜戦争前は、軍の派閥争につながりました。大日本帝国憲法が未熟だったからと憲法学者たちは言いますが、それは全く違います。憲法は上手に運用することがその価値を生むのであって、だとえどんな憲法だろうが官僚がその運用を誤ります。
一番厄介なことに軍が官僚化してしまいました。戒厳令も敷けません。特に、海軍。
海軍にはハンモックナンバーという海軍兵学校の席次順序で将来の出世がきまってしまうという官僚制度です。利権を守るために、人事にも影響をします。山本五十六は作戦立案・遂行能力ははっきりいって「ゼロどころかマイナス」です。する気もないのに日本はいずれアメリカと戦うんだと言って大蔵省に予算を要求ばかりしていました。その交渉上手が山本五十六です。予算を上手に取ってくると言うだけで、連合艦隊司令長官になります。日露戦争の山本権兵衛提督と全く違います。なぜ、山本五十六があれだけ評価されるかと言うと、原因は阿川三部作にあります。「山本五十六」「米内光政」「井上成美」のことを書いていますが、どこをどう褒めたらこの3人を褒められるか皆目見当もつきません。筆が強いので多くの日本人が騙されています。まるで司馬遼太郎や山崎豊子と同じです。
では、帝国陸軍は? 陸軍大学の席次と資格でその後の出世が決まります。樋口季一郎将軍のように多くの兵が一度でいいから「あの将軍の指揮を受けてみたい」と尊敬される人もいましたが。
帝國陸海軍とも本当に世界最強でした。なので、ワシントン条約で戦艦比率を少なく抑えられても士官や兵たちは平気でした。利権争いの上層部が愚かにも統帥権の干犯などを問題化してどんどん利権がけが強くなっていきました。
繰り返します。官僚利権のオウンゴールが大東亜戦争敗戦の歴史です。陛下はそれがわかっていても言えないんです。なので、終戦の「詔勅」で、敗戦などと言う言葉は一言も使っていません。ヘリだった言葉もありません。日本人なら一度は読んでください。
玉音放送の原本です(国立国会図書館蔵)
終戦の詔勅
朕(チン)深ク世界ノ大勢ト帝国ノ現状トニ鑑(カンガ)ミ非常ノ措置ヲ以テ時局ヲ収拾セムト欲シ茲(ココ)ニ忠良ナル爾(ナンジ)臣民ニ告ク
朕ハ帝国政府ヲシテ米英支蘇四国ニ対シ其ノ共同宣言ヲ受諾スル旨通告セシメタリ
抑々(ソモソモ)帝国臣民ノ康寧(コウネイ)ヲ図リ万邦共栄ノ楽ヲ偕(トモ)ニスルハ皇祖皇宗ノ遺範ニシテ朕ノ拳々(ケンケン)措カサル所曩(サキ)ニ米英二国ニ宣戦セル所以(ユエン)モ亦(マタ)実ニ帝国ノ自存ト東亜ノ安定トヲ庶幾スルニ出テ他国ノ主権ヲ排シ領土ヲ侵スカ如キハ固(モト)ヨリ朕カ志ニアラス然ルニ交戦已(スデ)ニ四歳(シサイ)ヲ閲(ケミ)シ朕カ陸海将兵ノ勇戦朕カ百僚有司ノ励精朕カ一億衆庶ノ奉公各々(オノオノ)最善ヲ尽セルニ拘ラス戦局必スシモ好転セス世界ノ大勢亦我ニ利アラス加之(シカノミナラズ)敵ハ新ニ残虐ナル爆弾ヲ使用シテ頻(シキリ)ニ無辜(ムコ)ヲ殺傷シ惨害ノ及フ所真(シン)ニ測ルヘカラサルニ至ル而(シカ)モ尚交戦ヲ継続セムカ終(ツイ)ニ我カ民族ノ滅亡ヲ招来スルノミナラス延(ヒイ)テ人類ノ文明ヲモ破却スヘシ斯(カク)ノ如クムハ朕何ヲ以テカ億兆ノ赤子(セキシ)ヲ保(ホ)シ皇祖皇宗ノ神霊ニ謝セムヤ是レ朕カ帝国政府ヲシテ共同宣言ニ応セシムルニ至レル所以ナリ
朕ハ帝国ト共ニ終始東亜ノ解放ニ協力セル諸盟邦ニ対シ遺憾ノ意ヲ表セサルヲ得ス帝国臣民ニシテ戦陣ニ死シ職域ニ殉シ悲命ニ斃(タオ)レタル者及其ノ遺族ニ想(オモイ)ヲ致セハ五内(ゴナイ)為ニ裂ク且(カツ)戦傷ヲ負ヒ災禍ヲ蒙(コウム)リ家業ヲ失ヒタル者ノ厚生ニ至リテハ朕ノ深ク軫念(シンネン)スル所ナリ惟(オモ)フニ今後帝国ノ受クヘキ苦難ハ固ヨリ尋常ニアラス爾臣民ノ衷情モ朕善ク之ヲ知ル然レトモ朕ハ時運ノ趨(オモム)ク所堪ヘ難キヲ堪ヘ忍ヒ難キヲ忍ヒ以テ万世ノ為ニ太平ヲ開カムト欲ス
現代語訳
私は、深く世界の情勢と日本の現状について考え、非常の措置によって今の局面を収拾しようと思い、ここに忠義で善良なあなた方国民に伝える。
私は、日本国政府に、アメリカ・イギリス・中国・ソ連の4国に対して、それらによる共同宣言(ポツダム宣言)を受諾することを通告させた。
そもそも、日本国民の平穏無事を確保し、すべての国々の繁栄の喜びを分かち合うことは、歴代天皇が大切にしてきた教えであり、私が常々心中強く抱き続けているものである。先にアメリカ・イギリスの2国に宣戦したのも、まさに日本の自立と東アジア諸国の安定とを心から願ってのことであり、他国の主権を排除して領土を侵すようなことは、もとより私の本意ではない。しかしながら、交戦状態もすでに4年を経過し、我が陸海将兵の勇敢な戦い、我が全官僚たちの懸命な働き、我が1億国民の身を捧げての尽力も、それぞれ最善を尽くしてくれたにもかかわらず、戦局は必ずしも好転せず、世界の情勢もまた我が国に有利とは言えない。それどころか、敵国は新たに残虐な爆弾(原子爆弾)を使い、むやみに罪のない人々を殺傷し、その悲惨な被害が及ぶ範囲はまったく計り知れないまでに至っている。それなのになお戦争を継続すれば、ついには我が民族の滅亡を招くだけでなく、さらには人類の文明をも破滅させるに違いない。そのようなことになれば、私はいかなる手段で我が子とも言える国民を守り、歴代天皇の御霊(みたま)にわびることができようか。これこそが私が日本政府に共同宣言を受諾させるに至った理由である。
私は日本と共に終始東アジア諸国の解放に協力してくれた同盟諸国に対して、遺憾の意を表さざるを得ない。日本国民であって戦場で没し、職責のために亡くなり、戦災で命を失った人々とその遺族に思いをはせれば、我が身が引き裂かれる思いである。さらに、戦傷を負い、戦禍をこうむり、職業や財産を失った人々の生活の再建については、私は深く心を痛めている。考えてみれば、今後日本の受けるであろう苦難は、言うまでもなく並大抵のものではない。あなた方国民の本当の気持ちも私はよく分かっている。しかし、私は時の巡り合わせに従い、堪え難くまた忍び難い思いをこらえ、永遠に続く未来のために平和な世を切り開こうと思う。
私は、ここにこうして、この国のかたちを維持することができ、忠義で善良なあなた方国民の真心を信頼し、常にあなた方国民と共に過ごすことができる。感情の高ぶりから節度なく争いごとを繰り返したり、あるいは仲間を陥れたりして互いに世情を混乱させ、そのために人としての道を踏み誤り、世界中から信用を失ったりするような事態は、私が最も強く戒めるところである。まさに国を挙げて一家として団結し、子孫に受け継ぎ、神国日本の不滅を固く信じ、任務は重く道のりは遠いと自覚し、総力を将来の建設のために傾け、踏むべき人の道を外れず、揺るぎない志をしっかりと持って、必ず国のあるべき姿の真価を広く示し、進展する世界の動静には遅れまいとする覚悟を決めなければならない。あなた方国民は、これら私の意をよく理解して行動してほしい。
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