千年企業㉔:法師2(皇紀弐千六百八十五年 令和七年(2025年)八月十五日 金曜日 先負 不成就日 ) 2

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お天道様、今日も苦しみを楽しみに変えながら十二ヶ条を達成します

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経営コンサルタントはクライアント成長の触媒であり習慣の鏡である

  今日は、不成就日なんですね〜。何事も成就しない日。物事がうまくいかないとされる縁起の悪い日。新しいことを始めるには適さない日。もう、無茶苦茶ですね爆笑。まあ、あまり気にしなくていいでしょうが、気には止めておきましょう。


「この年。この月。この日。生涯中この一回他にはあらず」
  法師のホームページに最初に出てくる言葉です。開山創業以来のおもてなしの心です。「なんでこれが千年企業の核となるコンセプトなんだ。他にもっと秘訣があるだろう。それを教えてくれ」という声が聞こえてきそうです。

  これまで、金剛組、池坊、慶雲館に学びをいただきましたが、どの千年企業もそうでした。「こんな当たり前のことで一千年が実現するはずがない」と私も思っていました。特に、京都の千年企業:団子屋さん 一文字和助などは今でもそう思います。でも、その「これが? 当たり前では?」と思うことを、他の企業とは比べものを遥かに凌駕するレベルで実現されています。そう、この他を遥かに凌駕することがまるで自分たちの「生活習慣・仕事習慣」であるが如く。

 これが仕事ならず「志事」なんでしょうね。これが「働かない改革(働き方改革)」ならず「働きがい改革」なのでしょうね。

  令和の時代に一番大切な言葉です。だって、「今の時代はそうではない」というよく聞く言葉が、千年企業は前ではものすごく陳腐に感じます。だって、千年企業はあと千年また続くんですもの。

  私はこれまでクライアントさんに「あと100年続くように力を尽くしましょう」と伝えてきました。自分自身の情けなさは汗顔の至りです。

 閑話休題。冒頭の「この年。この月。この日。生涯中この一回他のはあらず」と言う言葉は、お客様への接遇というより、自分たちが常に内観して心で叫ぶ言葉です。この言葉は、十二ヶ条に加えで十三ヶ条にします。今日から。

 さて、法師ではこの言葉に続く(言葉ではなく)覚悟を示されています。
千三百年余り、当館が、長らくお客様をお迎えしてきたおもてなしの覚悟でございます。愛され、磨かれ、今日まで繋がった老舗宿の看板を後世に繋いでいく。いたずらに暖簾を誇らず、常に初心を大切に決意を新たにお客様をお迎えさせていただきます。ご縁あって足を運んでいただいた安らぎある至福のひとときをお愉しみいただければ幸いです」

  「初心忘るるべからず」。千三百年前の初心ですよ。「今日まで繋がった」。千三百年前ですよ。「後世に繋いでいく」。永遠にですよ。

 驕らず。気張らず。事実の中に真実を創り。そして、誰にもできない真理に至って行く。この宿に出逢えたのを感謝します。千年企業を研究できて本当によかった。

終はりなど 考えなどせず 千年を ただ繋ぐのみ ただ繋ぐのみ
敷島の 大和心を 人問はば 朝日に匂(にほ)ふ 千年の意志

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このページは、宝徳 健が2025年8月15日 06:55に書いたブログ記事です。

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