千夜一夜物語7(皇紀弐千六百八十五年 令和七年(2025年)五月二十四日 土曜日)2

| コメント(0) | トラックバック(0)
平成二十一年(2005年)九月二十日に開始したブログ累計記事 現在100101通目です(後で数えなくていいように)
このホームページをお読みになると私の今の仕事がよくわかります。

https://batonz.jp/partner_adviser/keieisenryakushitsu/

   息子が小さい時、彼が起きているときに早く帰ったら、必ず、寝物語をしていました。古事記、聖書、千夜一夜物語、童話などなど。もちろんきわどい内容はカットして子供向けに。

 楽しかったなあ。思い出します。

 この四十番目の話の時に、アジブが四十番目のドアを開けるところにくると「アジブあけちゃだめだ!」と息子が叫びました。

 そう、アジブは四十番目のドアをあけてしまつたのです。
  中には一頭の黒い馬が立っていました。

「べつにどうってことはないではないか」

 アジブはその背に乘りました。馬は激しくいななき、たちまち空高く舞い上がりました。

 アジブは転げ落ちます。その瞬間、馬の尾がアジブの左眼を払い、眼の玉がコロコトと落ちました・・・。

 アジブは後悔しましたが、もうもとへはもどりません。気がつくと、情景は一転し、あの住人の男たちが住む館の前に・・・。そう、アジブは、あの男たちと同じ姿になってしまったのです。

 片眼の乞食僧の身の上話はここで終はります。この坊さんこそが、わが身の不幸を嘆き世をはかなんで流浪の旅に出たアジブその人でした。

 だからなんだって? いいんです、理屈は。千夜一夜物語とはこんなものです。

 ちなみに、四十という数字は、イスラム世界では「多数」を意味します。この話 をはり

トラックバック(0)

トラックバックURL: http://www.soepark.jp/mot/mt/mt-tb.cgi/9995

コメントする

カテゴリ

月別 アーカイブ

Powered by Movable Type 4.261

このブログ記事について

このページは、宝徳 健が2025年5月24日 01:02に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「祖母の命日(皇紀弐千六百八十五年 令和七年(2025年)五月二十四日 土曜日」です。

次のブログ記事は「博多弁じじいのつれづれなるままに:HES(皇紀弐千六百八十五年 令和七年(2025年)五月二十四日 土曜日)3」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。