https://batonz.jp/partner_
共産主義のテーゼをもう一度確認します。
金持ちを殺し、全世界の政府を転覆しすれば、共産主義革命が成就するというものです。だから共産主義者のバランスシートには、金持ちを殺したり政府を転覆したりすると、いきなり借り方の資産とそれと同等の貸方の資本にお金がボンと乗ります。つまり、自らは何も生産しないということです。
では、MMTはどうか。共産主義の隠れ蓑(昨日の 倉山満氏)です。昨日書いた、MMTが主要していることの共産主義の理由の一つ「財政的な予算制約はない」について、その嘘を暴いていきましょう。
金本位制度の破綻後、各国は、管理通貨制度に移行しました。物々交換をへて、金や銀などの本位制(江戸時代の日本は米本位制、今は、財務省PB(プライマリーバランス)本位制)、などの何かを基軸に通貨を機能させました。ただし、経済が成長してくると、その「何か」が不足し始めます。するとデフレになるので管理通貨制度で、「政府の信用」を買ってもらうことにしました。日本だけです、まだ、財務省PB本位制を敷いて経済成長を実現させていないのは。
管理通貨制度の国は政府の信用に基づいて、いくらでも通貨を発行することができます。
先ほどの倉山満氏の本によると、MMTの理論を聞いて感動している衆議院議員の動画が流れたとき。ある人が「火を見て喜ぶ原始人」と評したそうです。
ただ、通貨を発行しすぎると、インフレになります。過度のインフレはいけません。だからアメリカは今、インフレを抑えようと金利を上げてきます。敗戦前も、インフレになった時、高橋是清が、軍備に増税しようとしました。彼は二・ニ六事件で殺されてしまいそれが実現しませんでしたが、その後の、馬場鍈一(ばばえいいち)という大蔵大臣が、インフレ時にインフレ政策を実施するという田中角栄ばりの愚かなことをやったので、おかしくなりました。
でも、今、日本には、これをMMT理論だと思っている國民がたくさんいます。
この管理通貨制度下での貨幣の発行は、ノーベル経済学者ポール・クルーグマンなどの世界の主流経済学者の誰もが認めた事実です。珍しくもなんともありません。
日本のガラパゴス経済の再生再建論者(緊縮財政派)は通貨発行を敵視する人がこれを認めてないだけです。
なので、この当たり前のことを言うと、「MMT派」だと間違えられるからえらい迷惑です。
MMTとは、Modern Monetary Theoryの略ですが、これを現代貨幣理論などと言っていること自体がおかしい。共産主義左翼リベラルの隠れ蓑と言った方がいいでしょう。だから「CL」とでも言えば。共産主義左翼リベラルの嘘です。
MMTの嘘2つ目が、「金融政策は有効ではない。効果があったとしても不安定である」と言います。
この表現を聞いただけで、マクロ経済を否定していることがわかりますよね(爆笑)。つづく
コメントする