平成二十一年(2005年)九月二十日に開始したブログ累計記事 現在100124通目です(後で数えなくていいように)
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若者の二度目の夜はさらに華麗でした。若者は、さらに多額の金子を置いて帰りました。エッチな話ですが、女性の身体は、一日目より二日目、二日目よりも三日目と少しずつ熟してきます。しかも、このふたりの身体の相性は抜群だったのです。
いくつかの夜が過ぎたとき、ある日気がつくと若者は乞食のごとく無一文になっていました。
でも、女性の家を訪ねずにはいられません。もし、お金を置かずに帰ったら、なんと云われるだろうかと、考へると気が気ではありません。
ある日市場の人ごみの中で、男は、兵士のポケットからお金を盗みました。気づいた兵士は、簡単につかまえました。男は裁判にかかって右腕切断の刑となつたのです。
無一文になつた若者は兵士の金を盗もうとして、捕まつてしい、なんと、右腕切断の刑となつたのです。
「ああ、こんなに惨めな姿になつてしまつた」
それでも、若者は女のところに行かずにはおられません。
かなり気落ちしながら女を訪ねると、女はいつもように歓迎してくれます。
女「どうしてそんなにふさぎ込んでいらっしゃるの?」
男は答へることができません。いざ、食事のときとなり、右手が使えないことが知れるとすべてを白状しました。
女はびつくりです。それから奴隷を呼び、壺いつぱいの金貨を示し、
「申し訳ございませんでした。思ひもよりませんでした。私を愛してくれるあまり右手までなくしてしまわれるなんて。ここにあなたが置いていらっしゃったお金が全部あります。いつかお返しをしようと思つてとっておいたのです。ああ、早くそのことを云えばよかった。どうかお許しください。そして、よろしかったら私と結婚してください。私は一生かけてあなたにつぐないます」
そして二人は結婚しました。今まで以上に甘い甘い生活となりました。
でも、愛し合いすぎたのでしょう。女は間もなく重い病にかかり五十日後にみまかりました。若者には莫大な財産が残りました。愛する女と右腕を失いながら。
読者の皆さん、どうですか?この話は面白いですか(笑)。全くダメですよね(笑)。仲買人の話はこれでおわるのですが、総督も同じ意見です。面白くないのです。 さてさてどうなるか。つづく
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