平成二十一年(2005年)九月二十日に開始したブログ累計記事 現在10073通目です(後で数えなくていいように)
https://batonz.jp/partner_adviser/keieisenryakushitsu/8
このホームページジをお読みになると私の今の仕事がよくわかります。
https://batonz.jp/partner_
1.脚下照顧
今朝はくさ、最初から説教じみた言葉から始めるばってん、許しちゃりやい。
昔、支那の高僧がくさ、お弟子さんと夜中に歩いとったったい。昔の事やけん、当然電気とかはなかろうが。ろうそくば入れた提灯でくさ足元ば照らしてとったとって。その時くさ、風が吹いたとって。だけん、提灯の火が消えてしまったったい。真っ暗でどこに進めばよいかわからんとって。高僧はお弟子さんにきたと「今はどげな思いや?」げな。お弟子さんは「脚下照顧」と答えたとって。高僧は満足そうなした顔をしたと。
真っ暗な時ほど足元ば観れ
げな、言う意味たい。これはくさ、何もくさ、あかりが暗いことを意味しとるやなかと。たとえばくさ、経営者はくさ、苦しくなると書類をみるとも嫌になるとって。
ばってんくさ、金融機関がギャーギャー言うったい。税理士(会計士)はガーガー言う。へたくそなコンサルタントは悪いところばかり言おうが(もちろんそげんではなか金融機関、税理士、コンサルタントもおるばってんこげなケースが多いということたっい)。特に金融機関と税理士(会計士)はくさ、数字の事しかいわんとって。それもくさ悪か数字の。
経営者に必要なのはくさ、経営の立て直しったい。それをくさ、数字だけ言われたら頭の中が事業やなくて、数字になるとって。経営者に一番たいせつなのはくさ、一日に三十分でよかけんくさ、経営のことば止まって考える時間が絶対に必要なんことったい。どげな企業もくさ、歴史ば振り返ったらくさ、過去は立派な時期もあったとよ。それとかくさ、過去の信じられんぐらい苦しくなってくさ、それを乗り越えたこともあったと。だけん、この止まった時間を経営者が作らんやったらくさ、下手な考え休みに似たりになるったい。周りが数字だけとかくさ、、短所だけとかくさ、ギャーギャーやったら、それこそ、①頭の中が経営やなくて数字になるったい、②止まって考えることができなるったい。 つまり、よくなるチャンスをくさおれたし支援者が作ってしまっとる場合が多いとって。
一緒になって、脚下照顧をしていくとが俺たちコンサルが忘れんごとせんとせんといかんったい。
2.木の五衰
安岡先生の本を読んどったらくさ「木の五衰」げな言葉に出逢ったったい。やっぱり安岡先生よかことば言うったい。
第一はくさ「懐(ふところ)の蒸れ」げな。枝葉が繁ろうが。これば取り除かんと日当たりも悪く風通しが悪くなるったい。酸素の供給が足りなくなるったい。科学的合成力も弱まってくさ、木は衰えるとって。枝葉が繁るとそれだけ養分が必要になるとって。だけん不足ばすると、根の力、幹の力が弱ってくるとって。そしたらくさ、虫がつくったい。だけん植木屋さんは、始終鋏を鳴らしてくさ、無駄な枝葉ば刈り取るとって。
それを怠るとくさ、次の段階の「梢(こずえ)止まり(うら止まり)」が始まるげな。大事な梢の伸びが止まることったい。成長しなくなるったい。これを放っておくとくさ、根が上がってきてくさ、地中から養分を吸い上げる力がなくなってくるとって。これを「根上がり」または「裾上がり」げな言うとって。
そげんするとくさ、てっぺんば枯れてくるとって。これがくさ「梢枯れ」または「うら枯れ」です。これが木の五衰げな。
経営者もくさ、いろいろな枝葉末節にとらわれ過ぎたらくさ「木の五衰」の通りになるったい。常に心がけるとはくさ、さっきの「脚下照顧」げな「根本にかえれ」ということったいね。。苦しいときほど足もとをしっかりみれげな。俺も気をつけるばい。
それを怠るとくさ、次の段階の「梢(こずえ)止まり(うら止まり)」が始まるげな。大事な梢の伸びが止まることったい。成長しなくなるったい。これを放っておくとくさ、根が上がってきてくさ、地中から養分を吸い上げる力がなくなってくるとって。これを「根上がり」または「裾上がり」げな言うとって。
そげんするとくさ、てっぺんば枯れてくるとって。これがくさ「梢枯れ」または「うら枯れ」です。これが木の五衰げな。
経営者もくさ、いろいろな枝葉末節にとらわれ過ぎたらくさ「木の五衰」の通りになるったい。常に心がけるとはくさ、さっきの「脚下照顧」げな「根本にかえれ」ということったいね。。苦しいときほど足もとをしっかりみれげな。俺も気をつけるばい。
万物の 生きる姿を 知りながら 省みるのは 己の生き方
3.一頭を頼め
佐藤一斎先生の「言志四録」にくさ、「一燈を提(さ)げて暗夜を行く。暗夜を憂うること勿れ。只だ一燈を頼め」げな言葉があるとって。
「手元に一つの提灯をさげて暗い夜道を行く時には、暗夜を心配することはない。ただ一つの提灯を頼りにして行けばよいのだ」げな言う意味ったい。 人間は大切なことを忘れてくさ、いらんことばっかりにくさ気ばを使うとって。特に苦しくなると。これも脚下照顧やね。大切な言葉ばい。
人間は 苦しい時ほど 足下を 観る力こそ 大切なこと
コメントする