平成二十一年(2005年)九月二十日に開始したブログ累計記事 現在10170通目です(後で数えなくていいように)
このインビュー記事をお読みくださると私の今の仕事がよくわかります
https://batonz.jp/partner_adviser/keieisen
中小企業白書・小規模企業白書の最初にこんな一文があります。
「激変する環境において、従来のやり方では現状維持も困難であり、自社の現状を把握して適切な対策を打つことが必要。中小企業・小規模事業者が課題を乗り越え、成長・持続的発展を遂げるに当たって重要となる「経営力」を中心に、事例を交えつつ行った」
少し話は変わりますが、弁護士には裁判所、税理士には税務署、社会保険労務士には厚生労働省、行政書士には行政機関の価値観が絶対なんです。これに逆らうことは御法度で逆らうと免停をくらいます。
私の友人で仲の良い弁護士がいます。彼が言います「これまでどれだけ宝徳さんに世話になっていても、宝徳さんが持ってきた案件で、裁判に勝てないと判断した時には依頼は受けかねますから」と。
でも、中小企業診断士には管轄官庁(経済産業省)はあるものの、独占業務が例外をのぞいてないことから、自分が努力さえすれば、力を発揮することができます。企業の「過去」「現在」「未来」を「観る」「視る」「診る」ことができる唯一の資格です(その恩恵を受けられるのは中小企業診断士でも上位二割ぐらいだが:これはどの士業でも医師も一緒)。それと私たち中小企業診断士は誰にも憚ることなく「誰が正しいかではなく、何が正しいか」と追求し発言することができます。
という前書きで、先ほどの
「激変する環境において、従来のやり方では現状維持も困難であり、自社の現状を把握して適切な対策を打つことが必要。中小企業・小規模事業者が課題を乗り越え、成長・持続的発展を遂げるに当たって重要となる「経営力」を中心に、事例を交えつつ行った」を検証して行きましょう。この短い文章だけでこのブログ三回ぐらい使えます。
激変する環境
中小零細企業にはさまざまなリスクがあります。労務リスク、サイバーセキュリティ、知的財産、災害、官僚の規制や愚民化政策等々。ではいま中小・零細企業を取り巻く最大のリスクはなんですか?
政府です。政治です。利権団体です。今の景気がリスクではなく結果です。なぜなら政府の経済政策の失敗による「人災」です。我が国は今、法治国家ではなく、人治国家です。
例えば(今の運用の仕方では)、消費税はどんな国民の薬味も立っていません。私は平成元年に消費税が導入された時に消費税という制度自身は賛成でした。なぜななら、消費にかかる税ですよね?消費を活性化したら税収が上がる制度ですよね?なら民間消費支出を向上させれば税収は国民が幸せになりながら税収が向上する制度ですよね? でも、完全に裏切られました。当時の大蔵省・今の財務省に。ただ税収がままに制度をこねくり倒しています。
この消費を抑圧している運用の仕方なら私は、大反対です。弊社みたいな小さな会社でも年間数十万円ぐらい消費税があります(高課程な節税策を講じて還付を受けることもあります)。十年で百万円をゆうに超えます。これがなければどれだけの投資ができているか?
一日に官僚が何件規制を「唯一の立法機関 国会」を経ずに制定されているか知っていますか? 最低三軒/日です。農政においてJAを潰そうとした小泉進次郎は、何もすることがなくてレジ袋と優秀化しまし格好をつけました。国会決議をしていません。容器包装リサイクル法に規制を加えただけです。
もちろん中小零細企業にとって経営の第一番は「環境変化への対応」です。でもその環境変化は政府の愚策によって起きていることを「主権者国民は文句をいるだけでなくきちんと誰がただしいかではなく何が正しいかを叫ばなければなりません」。
それを差し引いてもひどすぎます。また、ひどい候補者を当選させます。「主権者」はもっと反省する必要があります。「この国」と言わないでください。「我が国です」。「この国はいったいどうなるのでしょう」と言わないでください。主権者としてあまりにも不謹慎です。確かに今は
苛政は虎よりも猛なり
です。しかし主権者が主権者機能を発揮するのを諦めるなら陛下に大政奉還したらいい。これが本日の白書の検証です。
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