博多弁じじいのつれづれなるままに：標準語編（皇紀弐千六百八十五年　令和七年（２０２５年）六月四日 水曜日）3

女房の誕生日 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　今日は、女房の誕生日です。いろいろあるけれど、やっぱり一番感謝しないといけない人です。彼女が二十四歳の時結婚したので、四十年近くの年月が流れました。ものすごく良い息子の息子を産んでくれたでしょう。家事も完璧。喧嘩もするけれど、彼女しか喧嘩をする相手がこの世にはいません。感謝でしょう。それ以上もそれ以下もないです。

原田先生 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　中学校一年生の時の担任の先生です。あのどうしようもない日教組の先生の中で数少ない立派な先生です。実は、私は、中学一年生のときに、日教組の先生（原田先生ではないです）に冷めてしまって逆らいまくりました。勉強も学年でトップクラスだったのが、二学期の中間テストで100番にまで落ちました。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　家では、「あなたはこんな成績を取る子ではないのよ」と涙をこぼしました。お袋は私が日本男児として恥ずかしい行いをしなければ絶対に怒らないのですが、お袋に涙を流されたら男として恥ずかしいでしょう。 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　母も同じ中学出身です。学年で一番だったんです。だけど、高校受験の朝、祖父と祖母から「通ってもお金がないから今日は受けないでくれ」と言われたそうです。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　なかなか受験に来ない、お袋を心配して学校の先生が迎えに来たと。「秋武（母の旧姓）！まだ間に合う！先生の自転車に乗れ！連れていくから！」と家の前で叫んだそうです。お袋は、風呂桶に隠れて泣いていたと。祖母が先生のところに行って「汎子（母）は今出かけております」と言ったそうです。　　　　　　だから、どんな理由があろうと勉強ができないよりましだろうといつも思っていました。だけど、勉強しなさいとか言われたことはないですよ。 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　その成績発表の次の日に学校に行ったら、担任の原田先生に「放課後理科室（原田先生は理科の先生だった）に来い」と言われました。「あ〜怒られる」と思って行きました。そうしたら原田先生がワンワン泣いて言いました。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　「悪いことはしていい。だけどできるのにやらないやつは卑怯だ！お前はそんな卑怯な人間か。先生たちが卑怯だから、お前まで卑怯な人間になるのか」　　　　　　　　　　　　　　　　　　を何回も繰り返し2時間ぐらい泣いていました。「大好きな先生にこんな思いをさせたらだめだ。男の恥だ」と思いました。期末テストでは順位（順位が大切なのではないけれど意地です）を戻しました。この先生がいなかったら私はグレていたかもしれない。

高橋一三先生 当時、巨人軍に高橋一三という名前の投手がいたでしょう。確か左腕です。その投手と同じ名前です。この先生は、すぐに痛いゲンコツをすると。笑顔で。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　小学校の四年生の担任の先生です。四年生の初日に、おちゃらけでお調子者の私が授業中にふざけていました。そうしたら、高橋先生の強烈なゲンコツをいただきました。家に帰って？言えません。そんなこと言ったら、「お前が悪いから先生がゲンコツするんだろう」と言ってまた親父からゲンコツもらう。それにそんなことで大好きな先生を親に売りはしません。 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　次の日から、私はビシッとしました。これも私の本来の姿です。偏差がすごいのが私です。そうしたら高橋先生が「お前、すごいなその変化。それがお前か」と褒めてくれました。それから父兄懇談の時もそれを母に言うんですぅ。 五年生の時に、福岡県に転校することになったときに（春休み）、高橋先生（もう担任は外れていたが）が、ちょっと学校まで出てきてくれとおっしゃいます。学校に行ったら、これをくださいました。