プラザ合意3:最終回(皇紀弐千六百八十五年 令和七年(2025年)七月二十七日 日曜日)

| コメント(0) | トラックバック(0)
平成十七年(2005年)九月二十日に開始したブログの累計記事が、現在10,303通目です(後で数えなくていいように)。

このインタビュー記事を読んでくださると、私の今の仕事がよくわかります。

https://batonz.jp/partner_adviser/keieisenryakushi


 今、この「プラザ合意」を書いているのは、「❶自分たちでできることを考える」そして正しいことを歴史から知って政府に頼らず「情けない政府を正しく見る」ことをしたいからです。

  たとえば、今回の「経済問題」と「外交問題」をスタートから取り違えた結果、業をにやしたトランプは日本を強姦しました。こんなもう考えられない政府は、信じずに❶を考えようということです。❷は、そういう政府を正しく見るということです。日本が80兆円の投資をして9割をアメリカが受け取る内容になっていました(情報を収集したら)。それに合意内容を記した文章がありませんでした。日本のヤクザなんて赤子のような存在のアメリカ組のトランプ総裁のカツアゲです。文書がないから仕方がない。

 ヤクザというのは一回妥協するとどんどん次を要求してきます。さあ、次はどうなるのでしょう。これだけ外交能力がない政権も珍しい。それもリーダーとなるはずの石破はトランプに会いに行っていない。釣りで言うとトランプにとって今の日本は「入れ食い」です。また25%に戻るかも。

 でも本人たちは成功だと嬉々としています。まるで鳩山が民主党政権の時にとんでもない予算を作って聞きしてTVに出ていたのに似ています。

 参政党も国民民主党も国体を破壊する狂気だということがわかってきました。ハングパーラメントとはこういうことが起きます。またおいおい書きます。

 さて、二・二六事件で大蔵大臣の高橋是清が殺されました。その時、高橋是清はインフレが必要以上に拡大し始めていたので、膨らみすぎた軍事費に課税を考えていました。インフレ時にインフレ政策をとった田中角栄とえらく違います。

 ところが高橋是清が殺された後、大蔵大臣になったのが馬場瑛一です。インフレ時にインフレ政策をやってインフレをさらに加速させました。貨幣供給の増加が背景にないため庶民は物価上昇に耐えられなくなりました。軍事費は、帝国海軍首脳部は、やる気もないときに、「アメリカと戦争するんだ」と叫び続け、軍艦建造費がどんどん拡大し、民間消費支出はどんどん低下します。昭和不況です。大学は出ても職につけない学生が溢れました。民間消費支出を削るとこうなります。学生たちは共産主義に憧れました。これを特別高等警察が取り締まりました。経済政策の失敗なのに、警察が悪く言われています。結果的に、これが大東亜戦戦争に繋がりました。

 では、プラザ合意は。
 確かに我が国は、プラザ合意を乗り切りました。その対策は貨幣供給量の増加と民需の拡大です。この時期はこの経済政策で間違いはありません。でも、プラザ合意余波が治った時に・・・。

 当然、必要以上のインフレに向かいます。田中角栄のようなことをやらずに、こういうときに初めて増税や金融引き締め政策を取るのです。

  日本政府はそれをやりませんでした。バブルが到来します。バブル期もバブルの後もまた日本政府は、誤った政策を取ります。また今度書きますね。

主要経済指標の推移(オイルショック期):参考

円ドル為替レートと公定歩合の推移(プラザ合意期):参考

トラックバック(0)

トラックバックURL: http://www.soepark.jp/mot/mt/mt-tb.cgi/10219

コメントする

カテゴリ

月別 アーカイブ

Powered by Movable Type 4.261

このブログ記事について

このページは、宝徳 健が2025年7月27日 01:21に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「未来日本昔話:再掲36(皇紀弐千六百八十五年 令和七年(2025年)七月二十六日 土曜日)3」です。

次のブログ記事は「千年企業❼金剛組6(皇紀弐千六百八十五年 令和七年(2025年)七月二十七日 日曜日)2」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。