平成十七年(2005年)九月二十日に開始したブログの累計記事が、現在10,245通目です(後で数えなくていいように)。
静岡県駿東郡裾野町(現 裾野市)に住んでいた、小学校三年生二学期から小学校五年生までのことです。外で何をやっても怒らない母が、一度だけ怒ったことがありました。後にも先のもこの時だけです。
裾野市というのは自然が豊かです。当然、遊び場は自然になります。泳ぐ時は黄瀬川という名の川の支流でした。当時の裾野の川は富士山から流れてきますし、裾野自体が山ですから、傾斜がすごく、川遊びと言っても渓流で遊ぶようなものです。ある時、友達数人と川に遊びに行きました。ある子が、川の一番流れの早いところに飛び込んで泳ぎ始めました。川の流れが早いので一生懸命クロールをしてもその子は前に進みませんでした。一同、真っ青です。なんと会話にしがみついてその子は助かりました。
当時、私は泳ぎがあまり上手くなかったので(私が泳げるようになったのは福岡県遠賀郡芦屋町という海がすぐそばの街に引っ越してから)、そんなことはしませんでした。家に帰ってこのことを言うと、母は「あんたはやってないよね。その子にも注意して!」と遊んだことで初め怒られました。母は泳ぎたすごく美味かったので、同時に、水の怖さも知っていたのでしょう。
最近、暑いので、川の事故が多くなっていますよね。
岡山市では、中学二年生の女子が二人流され、発見した通行人の六十九歳の男性が救助しようとして川に入りました。一人は助けたのですが、もう一人を助けようとして、残りの一人の女の子と一緒に死亡しました。
こんな事件が枚挙に暇がありません。痛ましい事件です。
でも、おそらく、自分も助けに入ってしまいます。自分の子なら尚更。
警察や専門家は、「助けない勇気を持て!」と言っていますがそれは無理でしょう。黙ってみているなんてできません。
じゃあ、どうすればいいの?!
専門家の話では「浮いて待て!」と溺れている子に言うそうです。それってパニックになっている子供に言える?
なので普段から言っておかなければならないのと、そして、普段からこちらも、空のペットボトルとか、コンビニの袋みたいに浮袋になるものを持っていて、それを投げて「それに捕まって浮いて待て」と言うそうです。
子供の頃、ガキ大将のお兄ちゃんに追えてもらったのは、助ける時は絶対前から入るな!相手は慌てている。前から助けると抱きつかれて一緒に沈むぞ。でした。溺れ対策はTシャツをきて水に入ることでした。それに空気を入れろと。
でも、裾野のように急流だったら無理です。母が怒ったのもわかります。
哀しいな 哀しい哀しい 水の事故 シミュレーションを いつも頭に
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