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今日は、昨日紹介した、ゴールドラット博士の「ザ・ゴール」の二つ目のテーマである、スループット会計を見て参りましょう。ザ・ゴールは「Theory of Constrains:制約条件の理論」ということが書いてありました。これは端的にいうと「止めるな」「流せ」ということです。システム全体の能力は最も弱いボトルネクによって決まるので、「速度重視」で、在庫を増やすことではなく、いかに早く価値を顧客に届けるかを重視する考え方です。ただし、単なる「処理能力」ではなく、「価値創出の流量」「付加価値創出速度」と言った意味合いと言えるのでしょうか(私の造語です。専門用語ではありません)。
ちょっとこの例を見てください。かき氷対チョコレートパフェです。私の親父はかなり歳を重ねてからもチョコレートパフェが大好きでした。一緒に喫茶店に入ると、「お前、頼む時チョコレートパフェにしろ。おれはホットコーヒーを頼むから」と言います。運ばれてきたらチョコレートパフェは自分の前において、コーヒーを私の前におきます🤣。「俺たち若い時はなあ、甘いものを食べたくても食べられなかったんだ。だからなあ・・・・」と繰り返し聞いた話をし始めます。母と姉と妹にこの話をすると「もん何回も聞いた!」と怒られるます。私は怒らないで聞いているので、この話をします。若い時の話って何度もしたいですよね😆。そういえば私はパフェというものを今までほとんど食ったことがないなあ。今度食べようっと。
そんな話はどうでもいいや。
チョコレートパフェ:一つ作るのに時間がかかり(例えば10分)。材料費もかき氷より高い。でも、粗利益は大きい。
かき氷:一つ作るのに時間がかからず(例えば1分、材料費も安い。でも、粗利益は小さい。
あなたが店長なら、スタッフにどっちの注文を多く取れと言いますか?
昔から思っていたのですが、粗利益が高い方を中心にプロダクト・ミックスをしますよね。私はコンサルにあたる時、もし、こういう状態に陥ったら、ポートフォリオ(組み合わせ)をよく考えてもらいます。お金の流れが早い商品か利益率の高い商品化で、今の経営上どちらが必要かを。
でも、ほとんどがお金の流れを考えていないコンサルが多くないですか?
スループット会計の会計の視点では、「単位時間あたり」で考えます。
パフェの単位時間あたりのスループット:10分で1個なら、1時間では6個。
かき氷の単位時間あたりのスループット:1分で1個作れるとすると1時間では60個
このとき、もし「提供スペース」や「調理担当者」が制約条件(ボトルネック)だと仮定すると、限られた時間内でより多くのスループットを生み出すのは、単価が安くても販売数の多い「かき氷」になります。
スループット会計では、この「かき氷」のように制約条件を最も効率的に活用できる商品は何かを状況に応じて判断し、最終的に企業全体の利益を最大化しなさいと教えます。もちろん時間帯のよってはパフェが選ばれることがあります。要はお金の流れを「速く」「大きく」「太く」して採取的にはどうかが大切です。
では、補助金で考えましょう。って、言うかもう考える必要はないですよね? だって、ボトルネックだらけですから(昨日の記事参照)。
でも、経営革新のための設備投資はいつかしなくてはなりません。でも、ヘタをすると二年半もキャッシュを寝かせることにもなります。では、どうするか。明日につづく。
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